ameqlist 翻訳作品集成(Japanese Translation List)

2020年 日々呑呑

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2020年3月26日
『短編ミステリの二百年02』 editor:小森収(Komori Osamu)
2巻めです。またまた、分厚い。
読むたびに、いい加減に読んでるなあと、思わされること、思わされること。
解説が、また充実、こういう解説を読むと、このサイトのいい加減さを思い知らされる。
今回も、また訂正箇所の多さに泣いています、それと不備な部分が多いのを解説とともに見ていくと、よくわかりました。悲しい。
がんばります。

二巻めもありがとうございました。

2020年3月22日
記憶をたどれば その3
暖かくなればという想いもあったが、収まる様子のないのが新型コロナ、見えないものが相手なので、ひとの気持ちがギスギスしてて、疑心暗鬼な状況が長く続くと疲弊する。
辛いよね。
けど、びっくりしたのが米欧で、こんなになってしまうのかという驚き。
早く終息してほしいものだ。

福知山へは4、5回行っている。いまぐらいの時期になると思い出すことがある。
京都から福知山線で福知山、そこからレンタカーを借りて、ユーザーのところへ。得難い貴重な経験で、電車に揺られて見た福知山は、山に囲まれた、こんもりした町だった。
福知山に戻ってきたのが、8時過ぎ、レンタカーを返すも、宿泊場所を確保していなかった。そこまでかからないだろうと思ったからだけど、甘かった。京都まで行くか、ここで泊まるかだが、京都まで行っても宿の確保はどうなのよと思ってしまう。
今から30年くらい前の話でコンビニもそうあるものではなく、スマホも携帯もない時代、レンタカー会社で宿泊場所を教えてもらう。
しかし、思うようにはいかない。しかたなく電話帳で探す。
ビジネスホテルはいっぱい。旅館しかない。値段は高くなるけど、しかたなく素泊まりだったら、それほどかからないはず。
どこもそうだが、出張規定がある。自腹切りのマイナスにはしたくないものなのだが。
ようやく旅館で一部屋だけ空いてるというので、そこへ向かう。歩いて20分くらい。感覚的に街を一回りしても2時間かからないんじゃないかと思ったように記憶してる。
しかし、暗い、迷いながら旅館にたどり着いたときには、ほっとした。素泊まりで、いくらだったか記憶はない。
「一部屋空いてますけど、いいんですか」などと聞かれて、変なこと言うなとおもったんだけど、疲れて、なんでもいいから寝かせてくれと思っていたので、「寝れればいいんです」とか言って、二階の奥の部屋へ行った。
旅館のひとの怪訝そうな雰囲気、電話でも空いてますけどもと言っていたが、ともかく泊まれればいいんだと押しまくった。
和室、残念なことに風呂も終わっているそうだ。すでに11時過ぎ、途中、たまたまあったコンビニのおにぎりを喰って、飢えをしのぎ、夢をも見ずに寝る。

朝、起きて、なにげに窓のカーテンを開けると、そこには一面お墓が。
ありゃ、これは泊めたくないよねえ、と思う。
しかも霧、雰囲気たっぷりであった。朝だから怖くもないが。
もう行く準備をして、下へ降りていく。「あの大丈夫でした」と聞かれる。
「ああ、大丈夫ですよ、裏がお墓だったのにびっくりしましたけど」
「あ、そうではなくて、、、、」
鈍いわたしでも気が付いた。何か出るんだ。しかし、記憶をほじくり返しても、何もない。
「まったく大丈夫でしたよ」と言って、宿を離れた。
後から考えると、怖い、そんな部屋に泊めんなよとも思うが、相当に強引だったからだろう。
東京弁は威圧的に聞こえるらしい。

明智光秀というと、福知山、天下の大逆者という受け止め方が圧倒的だったが、織田信長の変質を読取、クーデターを起こしたという方が妥当だとは思う。
心の奥底はわからないが。
わたしが行ってた時には福知山城の天守閣はなかった。石垣だけの城もいっぱい見たが、見ておけばよかったと今は思う。

2020年3月19日
何が嫌いって、数字。
算数のできない奴でして、まともな点を取った記憶がない。数学になると、ちんぷんかんぷんで、なんで、こんな式でまともな計算ができるんだあ、と嘆くこと、嘆くこと。
それに化学式だの、物理だのと、からむとさっぱりわからない、で、文系にいけば統計学なるものがある。ここらへんであきらめたね、数学を排除するのではなく、適当に仲良くしようと。
こんな、わたしが曲がりなりにも、化学とか数学とかを必要にする分野で生きてこれたのは、この悟りがあったからではないかと思う。
しかしだ、いまだに売上計算をして請求書を出して、経費をにらみながら、数字に悪戦苦闘するのは、そこの数字に個人の想いをくみ取ってしまうバカなわたしが悪いのか。

帯の惹き文句は「数学と暦がすべてを支配する宇宙」ときて「新鋭の魔術的本格宇宙SF」と来た。
ぱっと頭に浮かんだのは、小川一水の「アリスマ王の愛した魔物」のような作品かなと。

「threshold winnower」、「敷居でふるい分け」ってなんなんだということで、「閾篩(いきふるい)」、究極の兵器。
という感じで造語だらけの作品なのだが、読んで思ったのが、この一冊だけじゃ、楽しめないんじゃないのかという疑問。
調べてみると、いや、なに、めっちゃ短編あるやんか。
数学の暦の部分は、まあご愛敬で。モダン・スペース・オペラね。
赤尾秀子様の翻訳は大変そうですが。
アン・レッキー(Ann Leckie)といい、なんというか、理解する前に、感覚でつかみ取らないとならないような作品が増えているのかな。
「アリスマ王…」みたいなわかりやすくて、楽しめるのがいいんだけどな。
ここから始まる三部作は出るそうなので、読みます。が、しかし、短編なんとかしてくださいな。
昨今の状況では、どうにもならないんだろうけどさ、欧米SF、置いてきぼりは辛いです。
中国SFだけじゃないんだ!と言っておこう。

『ナインフォックスの覚醒』 Ninefox Gambit ユーン・ハ・リー(Yoon Ha Lee)

2020年3月16日
アニメ「鬼滅の刃」を見る。24話は、いっぺんに見れないので、ゆっくり見ていたが、おもしろい。
大正時代を背景にしているので、また違う楽しみがあるが、雰囲気だけで、明治後期でも昭和初期でも通じるところがある。
漫画の絵柄は、少し苦手感がある。
ストーリーは、ご存じの通り、とてもとても先まで考えてないやろというところもあるが、おもしろい。

アニメ「ダーウィンズゲーム」を見る。定番の異世界転送もので、スマホのアプリがきっかけ、戦わないと死んでしまう世界で、必死に戦う。
「アクセルワールド」や「ソードアート・オンライン」のようなゲーム世界もんが、結構、好きでよく見ている。
読もうとは思っていないんだが、読み始めると、怖ろしく深い黒い穴が待ってそうで、辛くなりそう。

2020年3月12日
「貧者の武器」と言われた武器をご存じですよね。
AK47。故障しにくく、いかなる環境でも稼働してくれる。
実際に銃器を撃ったことはないんですけど、それなりにお手入れをしないと使い物にならないのが銃器。
火縄銃も銃器で、それなりにお手入れをしないと大変なことになります。さっぱりした(^_-)-☆で撃つとえらいことになります。
むきだしの火薬は飛び跳ねて、頬を焼きます。
連射をすれば、メカにガタが来ます。そうそう連射なんぞをすればえらいことになります。
使ったら分解し、手入れして、自分の命を守る重要な要素ですから、そうした期待とか希望を持つ兵士の要望に応えることは大変なことです。
命かかってますからね。
M-16と双璧を成すカラシニコフ。なにせ『ワイルド7』育ちなんで、水に浮くだけで感心したけど、はるかにAK47の方が凄かった。
そんな設計者の自伝、『カラシニコフ自伝 -世界一有名な銃を創った男』 述:カラシニコフ 朝日新書を読む。
気になっていたんだけど、つい読み逃していた。今回読む、いや、ソビエト時代の悲惨さは、すさまじい。
生きていくことさえ、試練に思う。
第二次世界大戦の末期、突然の宣戦布告、それに伴う混乱、実際に満州からの引揚者の方にお話しを聞いたことがあるけど、辛い記憶は語ろうとはしない。
本当に辛いと、語る言葉を忘れてしまうのだろう。
シベリア送りは、自国民にも行っていたという仕打ち、スターリンの功罪だ。
ともかく読んで、なにか深く考えさせられるものがあった。
2013年に亡くなっている。

2020年3月7日
マスクはない、トイレットペーパーもない、豊富にあると思っていたのが、あっという間になくなってしまうんだね。
トイレットペーパーは豊富にありますとテレビではいうけれど、一向に見かけない。見かけないものをありますと言っても、そりゃなかなか信じにくいよね。
都市生活、いや人間の生活はいかに砂上の楼閣であるかが、今回の件で、また実感する。移動するなとか動くなと言っても、そりゃなかなか無理だよね。
電車に揺られていれば、つり革や何かにさわってしまうし、咳をしてるひとを見れば、つつっと避けていくし、感染症対策で体温も測らなければならないし、大変だ。
小中学は休校だけど、時差出勤もしてるけど、なんか電車の混み方は変わっていないようにも感じる。
風邪は誰でも、一度はかかったことがあるはずだし、インフルエンザワクチンも毎年打つけど、対応したものとは違う型にかかり、あえなく罹患するなんてこともある。
コロナも同じように、ワクチンで対策するしかないんだろうなあ。
年々、感染力が強く、重症化するものが流行っているように思う。小惑星の落下や、核戦争勃発や、気候変動などよりも危険すぎる破滅要素のひとつだろう。

『ドラゴン・ヴォランの部屋 -レ・ファニュ傑作選』 The Room in the Dragon Volent J・シェルダン・レ=ファニュ(J. S. Le Fanu)
読み残していた一遍。最初の作品でつまづいてしまって、なかなか先にいけなかった。
オーソドックスな作品は、今となっては辛いんだよね。
ホラーの雑誌が、再び復刊されたり、少しホラーが流行しはじめているのかなとも感じる。
個人的に思うところがあって、景気が良くなるというか、安定しているとSFがよく読まれ、悪化傾向になるとホラー、ミステリがよく読まれというのを感じていたりする。
2010年代という素晴らしい季節を感じることができたSFだけど、どうなることやら。

2020年3月3日
ひとの活動がここまでになると、感染はなかなか止まらない。それでも、どこかで消滅点があるはずだ。
人間が見極めるのは非常に難しい。後から、ここがポイントだったというのがわかる程度だ。
早く収束してほしいものだが、温かくなっても、どうなるのかわからないらしい。

『銀の仮面』 The Silver Mask ヒュー・ウォルポール(Hugh Walpole)を読む。
創元推理文庫版である。気になっていた「ターンヘルム」がはじめて読めた。
他愛ない作品だが、リストを訂正する、一部間違えがあった。ミスだが、自分の思い込みやなんかがあるとわからない場合がある。いろいろ調べていくうちにわかった。
この作家はLGBTというのも、はじめて知った。人格と作品は別である。
評論は作品だけに集中すべきであると思うが、どうしても作家本人を追求せざるを得なくなる。評論というのは因果な部分が多くなるのは仕方がないが、○○評論家の皆さんは、その出来事を批判、評価すればいいのに、なぜか、個人を攻撃するような感じになるのは、止むを得ないのか。
と、思うが。
さて、「銀の仮面」だ。
今回は何回めだろうか、少なくとも、4~5回目にはなる。
ある老婦人のもとに美青年がやってくる。かわいそうに思った老婦人は家へと招き入れる。恐怖はそこからはじまる。
以前、まったく気にならなかったんだが、作者の独白みたいな部分がある。前は読み流してたんだろうけど、今回はすごく引っかかった。
この部分あると思考停止になるよねえ、と。作品の価値を貶めることにはならんが、気になった。
他の短編も、読む。結局は一時期忘れられた作家に本国でなっていたようだ。
「銀の仮面」が高く評価されているのは日本だけなのかなと思ってしまった。はっきり言うと、この作品の持つ微妙なニュアンスは、もしかしたら日本人好みなのかなと思う。
どこかでそんなことを読んだのかもしれない。
読んでないひとには、お薦めしたいひとつである。

2020年2月27日
今年は、うるう年だ。ガイウス・ユリウス・カエサル(Gaius Julius Caesar)が、今から2065年前に制定した。以降、改善が行われ、グレゴリオ暦となって現在に至る。
暦はとても大事で、特に農耕民族にとっては、種巻く時期が重要になる。この知識の独占をはるか黎明の時代には、特権階級のものだった。
必要な知識を封印することによって格差をつけるのは大昔も現在も変わらない。

さて、『鳥の歌いまは絶え』 Where Late the Sweet Birds Sang ケイト・ウィルヘイム(Kate Wilhelm)が4月に出る。
びっくりした。いきなりだったから。
あまり出ないだろうと思ってはいたのだが。出るならば、サンリオ版のカバーを活かしてもらえればとは思うが、無理だろうなあ。
他の作品も復活を期待しています。
『翼のジェニー -ウィルヘルム初期傑作選』 ケイト・ウィルヘルム(Kate Wilhelm)を読む。
ちょっと積読をしていました。
初期だけに、そんなに悩まずに読める作品です。読み残していたというか、忘れていたというのが正しいかも。
アトリエサードの試験的な出版だったというのは知っていたけど、これ以降、なくなってたので、やっぱ古いSFは厳しいんだろうなと思っていた。
チャレンジも、うまくいかないと辛いものになってしまうんでねえ。

今回は売れてほしいなあ。

2020年2月23日
電子ブックの売り上げが好調らしい。わたしも使ってるし、それぞれのビューアーのも工夫がある。
紙の本がいいなとは思うが、抵抗はない。もっぱら昔懐かしい漫画を読んでいるが。。。
読む傾向に従っていろいろな本を紹介してくれるが、「うざいな」と思うし、本棚と違って、俯瞰できないところがつまらない。
これだと、系統的に読むのが難しそうな気がする。
「好き」と「嗜好」と、「流れ」は違うので、何を読めばいいのかという道案内が必要にも思う。
AIに任せるんじゃないと思うのだが、それはマニアの愚痴にしか過ぎないような気がする。

脱落データを2~3年前から埋めているのだけど、2012年以降は割とデータ整備しているのだが、問題は2011年より前。
かなりな物量がある。
まだ、こんなにあるのかと頭を抱えている。
少しづつ追加中。

コロナウイルスが収まらない。
世界は末期的な状況か。見えないだけに対策の取りようもなく、ただ混乱だけが広がっている。
毎年、こんなことが繰り返されたら、人間の社会生活はどうなるんだ。

少し、リニューアルを画策中。

2020年2月19日
記憶をたどれば その2
富山県入善市、富山からか、新潟からか、よく覚えていない。ともかく雪があった。寒かった。
入善の駅を出て、ホテルに向かう。何というホテルかも覚えていない。ひたすらに、魚を喰うとしか考えていなかったように思う。
ビジネスホテルのフロントで聞くと、店を教えてくれる。
しか~し、そんな情報に頼らずに、自分の勘を信じて、足で探す。よしゃいいのに、そんな気持ちに囚われて、夕方少し過ぎにチェックインし、外出し、地図を頼りに街を歩く。
寒い、陽も落ちる。富山湾の知識も魚の知識もない。行きゃなんとかなるんだよといういい加減な気持ち。
ばかだよねえ。事前調査は必要なのにと思うが、当時は、それが冒険だなどと思っていた。ささやかなチャレンジ。

富山湾は急激に落ち込む湾であって、ものの本によると、日本海の成り立ち事態が非常に珍しいものらしい。
そんなことは当時は知らず、ただ魚は食いたい。「ブリ」は知っていた。
海近くの、小さい店に入る。
ここだったらという妙な確信をもってはいる。地元の人たちがいる、こうでなきゃと思う、地元のひとがいることはよいサインだ。
酒好きの自分としては、日本酒と刺身をオーダーする。
寒ブリだよね、酒は高いものではなかったが、刺身に期待。
窓ガラスが曇っている。寒い、仕事で来たにしては、翌朝、交渉はあるにしろ、いい感じだ。仕事の合間のささやかな楽しみでもある。
しかし、どこにでも落とし穴はある。陥穽だ。

刺身と酒が来る。
期待に高まる気持ち。このワクワク感は素敵だ。
刺身に、少しだけ醤油をつけて食べる。ベターッとつけるのは嫌い。ワサビを醤油に溶くのも嫌い。
素材の味を大切にしたいんだ。
喰う。


何、何、この味は何。
刺身がうまいかどうかもわからない。
醤油が甘い、めっちゃ甘い。えええええええ、この甘さはありえない。
砂糖醤油で食べるお餅は好きだった。しかし、砂糖醤油で刺身は食いたくねえ。ありえねえ。え、この甘さは絶対、砂糖入っているよなあと我慢しながら食べる。
金を払わなければならないんだ。残すのはもったいない。
でも、この甘さは勘弁してほしい。

日本海側には醤油が甘い地域が多いらしい。しかし、輪島も行ったし、東北各地を回った経験もあり、島根、九州も行ったし、この醤油の甘さを強烈に感じたのは、ここだけだった。
いや、まあ、これほど記憶に残っているのも驚くけど、実際はどうだったのか、検証してみたい気もするが、関東は辛い文化と思うし、甘さを好むのは関西から西。
おかずに甘すぎるくらい砂糖を使うのも地域の差だろう。
日本は広い、食文化はそれぞれ違うし、驚くようなおいしさに出会うこともあるけど、自分の趣味に合わないものにも出会うおもしろさはある。
でもね、普通に食べたかったな、これ以降、食ではホテルで勧められる店に行くようにする。

当時は陶器製の徳利にはいった「米の芯」を買って帰った。。。。

食SFでもとおもったけど、普通にやっと読み終わったクラーク・アシュトン・スミス(Clark Ashton Smith)、好きだったんだけど、今ではもの足りない。
細切れの断片を読まされている感じが強い。昔は、それでも良いと思ったもんだが。

2020年2月16日
『荒潮』 The Waste Tide 陳楸帆(スタンリー・チェン)(Stanley Chan)
「鼠年」を描いたひとなんで、少し期待していたけれど、つまらなくはないという感じだった。
米米など、たぶんにアニメっぽい。訳者の苦労は大変だったみたいだけど、まだ中国SFには伸びしろはあるのかなあという感じ。
期待を感じさせる若書き、そんな感じだった。

『2010年代SF傑作選』を読む。
和物をあまり読んではいないわたしでも、半分くらい既読があった。
びっくり。読んでみるまで気が付かないという、若干、認知機能の低下かな。

傑作というよりも、なんというかおもしろいものがそろった。傑作というと、そのひとの他の作品を読んでないと判断できないので。
ベテランというのかな、「1」を見るかぎりそんな感じがしないのだけど、「2」の新興勢力におもしろさを感じる。
が、しかしアホな話が多いんだけど、「うどん キツネつきの」が趣味に合う。
変だよね、でも、いいんだよ。

カバーは、シライシユウコ氏、昔からいいなと思ってたけど、今は絶好調。
公式サイトはこちら、→ULI

すいません、勝手にリンクしましたけど、ご勘弁を。

2020年2月13日
野村監督
監督になってからしか知らない。1992年から1993年の日本シリーズの西武×ヤクルトの対戦は忘れられない。
凄いな、知将の戦いはこうなるのかという想いになった。
実はヤクルトファンである。なぜ、ヤクルトファンなのかというと、高校の時、隣の席のMくんがうるさかった。
それまで、親父は巨人ファンで、親父に対するつまらない反発で巨人は嫌いだと思ったわけ、で、大学へ進学し、ゼミの合宿の確か、軽井沢だと思う。
優勝決定戦だった。松岡弘が投げ、大矢が受ける。
バッターはクラウチングスタイルのヒルトンに若松勉、赤鬼マニエル、抑えは、安田猛、個性的な面々が強者巨人を倒す。
みんなで、ワイワイ言いながら見た試合は忘れられない。
監督は広岡、しかし、その後低迷が続く。
野村監督、最初は嫌いだったんだよね、水島新司の漫画でよく登場してたんで、知ってはいたけど、なに、このひとと思ったのは間違いない。
野村再生工場とか言われて、このひとのどこがいいのかと思うようになっていた。
ピークは1992年と1993年の西武との死闘、ともかく凄かった。テレビで見れるわけもなく、ラジオで聞いていたけど、凄さはビンビンと伝わってきた。
執念、仕事に対する執念。
その後、野村監督の本を読むにつけ、理論だけでなく実践をしているんだと、すごく思った。
口で言うのは簡単だ、それをしてしまうところがすごい。
それと、深く思ったのが、この世界には「必要のない人間はいない」、切り捨てることは簡単だ、でも、その長所を少しでも伸ばしてやろうという心だ。
勝つためには、優秀な人間と有能な人間がいればいい。でも、そんな人材ばかりで勝てるわけがない。
そんな人材ばかりがいるわけない。
自分もそうだから、そんなにできるタイプではなかったので、よくわかる。苦しみながら、もがきながら成長することをよく知っていたのだろうと思う。

今でもヤクルト・ファンだ。高津監督がどのように戦うのか、楽しみだ。
それでも野球は岐路に立たされている。
サッカーもあり、ラグビーやバトミントン、卓球にスノーボード、危機が言われている。
なんとなく、ひとつの時代の終わり、あの頃のような、ワクワク感で野球を見ることがなくなってきている。
また、ひとつの時代の終わりだ。

でもね、やっぱなんとなく、どことなく引っかかるものを野村監督には感じていたんだよね。
こんな思い、わかってくれるかしら。

2020年2月10日
『SFが読みたい 2020年版』
おととし11月1日から昨年10月31日分まで。
タイムラグがあるのはしかたない、『このミステリーがすごい!』、もっとも老舗の『このミス』がお正月需要をあてこんで、何がなんでも年末にというところでしょう。
これと、週間文春の年末恒例のベスト、それと原書房の『本格ミステリ・ベスト10』、ミステリマガジン(Hayakawa's Mystery Magazine)の一月号の『ミステリが読みたい!』、『おすすめ文庫王国』と本の雑誌の半期、通年ベスト。
で、いつも2月に出る『SFが読みたい!』
この際だから4月くらいの発売にして、1月~12月までの、『きっちり年間ベスト』にしてはいかがでしょう。
なんて言っても、絶対に採用されるわけもなし。
今の時代になったら年末年始に意味があるのだろうか。だいたい正月休みに本を読むひとがどれだけいるのやら。忙しいよね。紅白なんぞより、『ガキ使』見たいよね。
大晦日出勤して三日しか休めなのでは、落ち着いて読めませんです。

中身については、もうご存じだと思います。あえて言いません。
ジャスパー・フォード(Jasper Fforde)の作品が評判がいいのね。
つい落としていた作品だけど、今、読んでます。

ということで、「このSFを読んでほしい。」のコーナー
いつもニヤニヤしながら、見ているんだけど、まあ、期待せずに気長に待つ習慣がつきました。
気になるのは、アトリエサード(Atelier Third)の、アルジス・バドリス(Algis Budrys)の『無頼の月』、鏡明様、すでにうん十年、待ってます。
国書刊行会/未来の文学の最終巻、『海の鎖』、16年待ちですね。今年、出ればですけどね。言っちゃいけないのかもしれないけどデッシュはどうした。
がんばっている竹書房(Take Shobo)マイケル・ビショップ(Michael Bishop)の1982年の『No Enemy But Time』だって。
うれしいねえ、読みたかったんだ、Oさん好みでしょうか。

N・K・ジェミシン(N. K. Jemisin)の『The Fifth Season』のシリーズが登場ですか。
翻訳された作品は肌に合わなかったけど、東京創元社(Tokyo SogenSha)、期待してます。

読める余裕もあまりなかった日本SFも少しは追っかけられそう。

2020年2月5日
記憶をたどれば その1
年取ると、昔のことを語りたくなる。なんて、ネタ切れなんですけど。
じじいの思い出話にお付き合いくだされ。
今から、40年ほど前、社会人になり、大阪に初めて行くことになったときのこと、翌日、大阪本社ということで寝台で行った記憶があるが「銀河」だったと思う。
しこたま飲んで、寝台は経験が何回かあったので、苦にもならなかったが、仕事での寝台ということで、感慨深いものがあった。
相当に酔っぱらっていたのだけど、大阪に着いて、以降、昼間の仕事はほとんど覚えていない。
夕方、飲みに行くの声とともに、しゃっきりとなり、先輩についていく。

今のようなリニューアルされる前の泉の広場を上がったところにあったと思う。実はリニューアルされてからは行ってないけど、そこの「池田屋」、ドラム缶が置いてあって、いかにもという感じ。
大体のところでは飲んでいたので、驚きもしなかったが、「つきだし」で出てきたのが、「タコ」のぶつ切り。
「タコ」か、と思った。
うちの親父が、うちは商店なんで、「家呑み」というか、あまり外に呑みに行かなかった、たぶん出不精だったんだろうなと思うが、ビールで晩酌をしていた。
祖父は、親父に多少なりとも「負い目」なるものを感じていたらしく、親父は親父で、それに増長することもなく適当にやっていたというのが正しいのかなとも思うが、そのビール晩酌に必ず並んでいたのが、「酢だこ」と「鯨ベーコン」。
縁が赤いのが共通点だが、当時としては安いものという定番だった。
「酢だこ」は、着色料でも使っているのかと思うほど、皮の部分が赤かった。実際どうだったのかはわからない、しかし、あまりおいしいものではなかった。
ぶつ切りの「タコ」を見ると茶色、あー、酢だこではないなと思ったのだが、酔っ払いはともかく食う。
食べて、びっくり、おいしい、本当においしい、うまい、こんなにうまかったんだと感動もんでしたね。
「明石のタコ」とは聞いていたけど、どうやら名物でもあったようで、立ち飲み屋で、「このレベルなんだ」と思った記憶がある。ま、それから、いろいろあるわけで、すべてがうまいわけでもないのねと思うようになったけれど、あの「ぶつ切りタコ」は忘れられない。
でもね、「タコ焼き」は、なんかだめなんだよね。

そのころ、読んでいたのは、
『背徳の惑星』 Maltida's Stepchildren A・バートラム・チャンドラー(A. Bertram Chandler) (Rim World11)
懐かしのシリーズです。

このころは、海外SFノベルズの三期め、たぶん、これも読んでいたはず。
『ゲイトウエイ』 Gateway フレデリック・ポール(Frederik Pohl)

創元では、これかなあ。
『東欧SF傑作集』 editor:深見弾(Fukami Dan)

2020年2月2日
パンデミックが止まらない、誰もいない道路がテレビで放映されていると、どこかで見たような感じがする。それぐらいゾンビものの印象が強い。
蝙蝠から伝染したらしいウイルスだが、しかしなんでも食べてしまうのね、人間は。
経済的な影響が怖ろしい。

『空挺ドラゴンズ』、ポリゴン・ピクチュアズ制作のアニメ、原作は桑原太矩のコミック。
諸星大二郎風の絵柄だが、アシスタントだったんでしょうか。それを、CGでアニメ化。
どこかで見たような光景もアニメの中で展開されるが、おもしろい。
『シドニアの騎士』で感心していたが、今回もいい。動きが滑らか、しかもわき役たちも丁寧に作りこんである。驚き。
食べ物の話は余分じゃないかと思いながらも、原作は食べ物異世界冒険SFを目指しているようだ。
このレベルで、作られると、このレベルじゃないと気に食わないと思ってしまうようになってしまうぞ。

2020年1月30日
SFは様々なテーマがあり、なぜか、わりとそのテーマ別に分類できてしまうところがある。
未来、宇宙、ファーストコンタクト、時間、等々、その中でも破滅テーマ、いまとなってはなどといわれていたが、しっかり生き残っているテーマである。
完璧に人類が滅ぶ、完全破滅型、一縷の希望があり、わずかな希望にすがるローソクの最後の炎型、来るべき破滅に負けるかと努力型、やむを得ずの運命型、さまざまなタイプがある。
そして、パターンがある。
植物死滅、裂け目が出来て海が消える、侵略者に蹂躙、巨大隕石の衝突、太陽異変など、それぞれ有名な作品がある。

読み残しているものを、せっせと読むんだけど、今回、『紫の雲』 M・P・シール(M. P. Shiel)
ナイトランド叢書(Night Land Library)3-4の一冊。2015年から始まった草書だけど、流石に、これは何という作品もある。そこが希少価値なんだけど、売り上げ的にはとっても心配。
2019年は一冊しか出なかった。

その『紫の雲』は人類が紫の雲に襲われ死滅するという作品、そこはそれ1901年の作品なので、生き残った男はどうするかの物語。
延々と死滅後の描写が続くが、半分以上それね、作者的にはやりたがるものらしい。確かスティーヴン・キング(Stephen King)にも、そんなのがあったように思う。

破滅ものの最初期の作品だが、途中で生き残った女性が登場する。しかしだ、そこはこれひと昔前の小説なので、衝撃的な結末が用意されている。
プリンス・ザレスキーものが有名な作者。

新型コロナ・ウイルスがやばい。しかし、『アンドロメダ病原体』 The Andromeda Strain マイクル・クライトン(Michael Crichton)みたいなウイルスだね。
変異、変異を繰り返して、化け物みたいなものになるという。。。
オーストラリアの火災、北極圏の変移、アマゾンの火災と開発、破滅は近いんじゃないだろうかと思うほどだ。
『紫の雲』に表現された光景が、来てほしくはないものである。

2020年1月26日
あなたの復刊してほしい創元推理文庫2020
創元推理文庫の復刊フェアは本屋、某阿佐ヶ谷駅の「書楽」で、並んでいる本を見ながら、いつも「なんで、なんで、なんで、、、」と呟いている。
これをというのは、まず復刊されないので、しかたない。
「なぜ、これを」という本がある疑問は復刊フェアをやっている出版社すべてにあてはまる。
きっちり売行のデータや、人気のデータを持っているんでしょうねと思うのだが、御家の事情もあるのは致し方ないとはいえど、なぜこれが出ないということを、報告するのも出版社の義務だと思う。

「え~、なんで」「俺の推薦したのはどうした!」とかの疑問に応えるのも出版社だと思う。
これだけ、SNSとかあるんだから旧態依然とした頭の固い幹部連中は、反省すべし。御家の事情も積極的に開示してゆけばよろしいのではないかと思う。
開示しすぎて、やばくなったステーキ店は別としまして。
このステーキ店、一度も行ったことはない、年取るとボリュームのあるものが食えないんだよね。吉野家の有楽町店で、牛丼の並が食いきれなかった、空しい思いはしたくないので。
あ、話がはずれた。

ということで、復刊フェア、
『宇宙のスカイラーク』 The Skylark of Space E・E・スミス(E. E. Smith)
二作ずつの二冊で合本版がいいなあ。読みたいんですけど。

『狂風世界』 The Wind from Nowhere J・G・バラード(J. G. Ballard)
バラード自身は失敗作だ、俺の作品じゃねえと言っておられたようですけど、読者は作者を裏切るもんでござんす。これ、けっこうおもしろいんだよね。

『放浪惑星』 The Wanderer フリッツ・ライバー(Fritz Leiber)
どこがおもしろかったのか、さっぱりわからなかった作品、もう一度読みたいような読みたくないような。

『冒険の惑星1』 Planet of Adventure 1: City of the Chasch ジャック・ヴァンス(Jack Vance)
なぜかヴァンスの作品を語るときに忘れ去られる作品、でもね、わりとおもしろい、でね、お願いがあって、酒井昭伸さんの訳がいいなあ。

『星は人類のもの連盟』 The Long Result ジョン・ブラナー(John Brunner)
これは偏愛のひとつ。たぶん家のどこかに埋もれているのだが、、、、

『子供の消えた惑星』 Greybeadブライアン・W・オールディス(Brian W. Aldiss)
深町眞理子さんの名訳でございます。

『降伏の儀式』 Footfall ラリー・ニーヴン(Larry Niven)&ジェリー・パーネル(Jerry Pournelle)
どれでもいいんだが、これを。「ダンボ」が攻めてくる。ラストシーンも、唖然とするほど、素晴らしい。稀にみるおバカなラストだと思うのだが。。。。。

『一人の中の二人』 The Second Trip ロバート・シルヴァーバーグ(Robert Silverberg)
純文学なりそこないの作品は営業的にはアウトだろうけど、ここらへんはなんとかしてほしい。

『惑星救出計画』 The Planet Savers マリオン・ジマー・ブラッドリー(Marion Zimmer Bradley)
ダーコーヴァー年代記も80年代からのファンには忘れられない。続きを、そして合本版で。

『サンティアゴ』 Santiago マイク・レズニック(Mike Resnick)
忘れられた作家になってしまった。でも、おもしろいものが多い。確かにこいつは格好いい。

『ゴルの巨鳥戦士』 Tarnsman of Gor ジョン・ノーマン(John Norman)
無理だと思うんだけど、変な要素を抜いても存分にヒロイックファンタジーしているシリーズだと思う。
毒にも薬にもならないような作品はつまらん。

無理だと思うけど。
『年刊SF傑作選』 The 6th Annual of the Year's Best SF editor:ジュディス・メリル(Judith Merril)
出してくれるのなら完訳版で。

SF以外で一冊
『核パニックの五日間』 The Benedict Arnold Connection ジョゼフ・ディモーナ(Joseph Dimona)
もう一度、読みたいな。

2020年1月22日
<勝手な想像でございます>

『アラビアのロレンス』に感動してしまった。こういう物語を書きたい。シエラザードの物語を語りなおして、ヒーローもので異国情緒を交えて描けば、受けるはずだ。
『砂の惑星』の物語、しかし、それでは、おもしろくない。ヒーローものとヒロインと、少しアラビアンナイト風の味付けをして、それを粉砕して砂の物語にちりばめて、惑星丸ごと砂に包まれる。
それでは、ヒロイックファンタジーでしかない、SFだ。SFが必要なんだ。
砂糖でまぶした甘いお菓子でしかない。
納得できない、何かスパイスが必要だ。
ならば、それを生み出すものを、造らねば、土に中にいるもの、モグラではない、でかいミミズ、これで行こう、大甘なストーリイにスパイスを効かして、少し複雑な主人公、ロレンスだ、アラビアのロレンスだ。
謎めいた主人公を作り出すスパイス。

アラビア風の物語に謎めいた主人公、それをこきまぜて、砂にまじえて、惑星にばらまき、得体のしれない巨大生物と、それにからまる得体のしれない薬と、なぜこうなったかの生態学的な疑問を織り込んで、ありえるすべての物語。
これが傑作になる。

今年の10月に映画が公開される。再映画化だ。
今回が、気持ち悪い、妙なスパイスの効いた映画になるか、大甘なロマンスだけを強調したテレビドラマになるか、ハリウッド的な大味なヒーローものになるか、それは余談を許さない。
もともとがスペースオペラという自由度の高い素材だけに料理の仕方によって陳腐にもなり、高尚な哲学的、神学的なものにも昇華する。

さて、塩味なのか、梅干し味なのか、キャンディーなのか、苦い薬なのか、こんぶ味なのか、蜂蜜味なのか、トマト味か、コーンクリームか、複雑怪奇な味なのか、大人の味なのか、なんとかしてよね。

フランク・ハーバート(Frank Herbert)

ブライアン・ハーバート(Brian Herbert)

2020年1月17日
『タボリンの鱗(うろこ)』 The Dragon Griaule ルーシャス・シェパード(Lucius Shepard)
グリオールシリーズの二冊め、ひとつはグリオールの断末魔の叫び、死してもなお、影響の残るグリオールの物語。
それを、実に丹念に描いている、一瞬、自分の立ち位置がどこにあるのかと迷わせるような描写、わたしは何を読んでいたのかと思わせる幻惑、昔、昔、シェパードを読んでいたころ、これは体験を何度も何度も埋め込んでいるのではないかと思ったのだが、今回も、そんなイメージを持つ。
素晴らしい。あと一遍、残っている。楽しめることを待っている。

あれから25年もたったのか、あの日あの時間起きていて、普段はつけないテレビをつけた。真っ暗闇の中でガラスの破片が散乱する映像だった。
少しずつ少しずつ明らかになる惨状に、恐怖した。
8時過ぎに会社に行ってから、大阪本社に電話すると電話がつながった。
状況もわからず、右往左往している状況だった。しかたなく電話を切ると、もう電話はつながらなかった。
いまでも思い出す一瞬である。今、つながったのだから、次もつながるだろうという希望はなかった。

2020年1月12日
『ピクニック・アット・ハンギングロック』 ジョーン・リンジー(Joan Weigall Lindsay)
ホラーなのですが、珍しい作品が訳されました。

アンソロジーは、やはり『危険なヴィジョン』の完結には驚きました。

『危険なヴィジョン』 Dangerous Visions editor:ハーラン・エリスン(Harlan Ellison)

懐かしい短編を集めた、

『最初の接触 -伊藤典夫翻訳SF傑作選』 editor:高橋良平(Takahashi Ryōhei)

ホラーですが、同一訳者のアンソロジーがこちら。

平井呈一(Hirai Teiichi) 『幽霊島(ゆうれいじま)』

『平成怪奇小説傑作集』 editor:東雅夫(Higashi Masao)

ミステリでは、
『世界推理短編傑作集』 Great Short Stories of Detection editor:江戸川乱歩(Edogawa Rampo)のリニューアル版
『短編ミステリの二百年1』 editor:小森収(Komori Osamu)

素晴らしい作品集です。昨年は個性が光るアンソロジーが目立ちました。

おっと、『死んだら飛べる』 editor:スティーヴン・キング(Stephen King)/ベヴ・ヴィンセント(Bev Vincent)を落としてました。

ノンフィクションでは、これです。素晴らしいです。また映画を見たくさせる力強さがありました。

『2001: キューブリック、クラーク』 Space Odyssey マイケル・ベンソン(Michael Benson)

と、いうことで個人的なSF関係のベスト10を選べば、ひとつ空き。

1、『三体』 The Three-Body Problem 劉慈欣(Liu Cixin)
2、『息吹』 テッド・チャン(Ted Chiang)
3、『マーダーボット・ダイアリー』 The Murderbot Diaries マーサ・ウェルズ(Martha Wells)
4、『茶匠と探偵』アリエット・ド=ボダール(Aliette de Bodard)
5、『シンギュラリティ・トラップ』 デニス・E・テイラー(Dennis E. Taylor)
6、『セミオーシス』スー・パーク(Sue Burke)
7、『銀河核へ』 The Long Way to a Small, Angry Planet ベッキー・チェンバーズ(Becky Chambers)
8、『危険なヴィジョン』 Dangerous Visions editor:ハーラン・エリスン(Harlan Ellison)
9、『2001: キューブリック、クラーク』 Space Odyssey マイケル・ベンソン(Michael Benson)

2020年1月8日
おっと『郝景芳短編集』が抜けておりました。まだ読んでませんので。
『巨星 -ピーター・ワッツ傑作選』 ピーター・ワッツ(Peter Watts)もありましたね。
あと、ササルマンの『方形の円』もありますね。

長編は、下記の通り
『セミオーシス』スー・パーク(Sue Burke)
『声の物語』 クリスティーナ・ダルチャー(Christina Dalcher)
『巨神降臨』 シルヴァン・ヌーヴェル(Sylvain Neuvel) 『火星無期懲役』 One Way S・J・モーデン(S. J. Morden)
『黒き微睡みの囚人』 A Man Lies Dreaming ラヴィ・ティドハー(Lavie Tidhar)
『翡翠城市』 フォンダ・リー(Fonda Lee)
『銀河核へ』 The Long Way to a Small, Angry Planet ベッキー・チェンバーズ(Becky Chambers)
『落下世界』 ウィル・マッキントッシュ(Will McIntosh)
『果てなき護り』 デイヴィッド・ラミレス(David Ramirez)
『シンギュラリティ・トラップ』 デニス・E・テイラー(Dennis E. Taylor)
『パラドックス・メン』 チャールズ・L・ハーネス(Charles L. Harness)

全体的に小粒な感じがしてしまう。
長編に関しては『三体』が、でーんとしすぎていて、他が目立たなくなってしまった。

個人的にお勧めは『セミオーシス』、『落下世界』、『シンギュラリティ・トラップ』です。

2020年1月5日
去年の翻訳SFを選ぶならば、おそらくトップは、これ。

『三体』 The Three-Body Problem 劉慈欣(Liu Cixin)

しかないでしょ。おもしろいとは思うが、個人的にはどうなのかなと思うところもある。
二位以下は、短編集がいっぱい。

『生まれ変わり The Reborn and Other Stories』 ケン・リュウ(Ken Liu)
『ビット・プレイヤー』 グレッグ・イーガン(Greg Egan)
『息吹』 テッド・チャン(Ted Chiang)

三冊が三冊とも凄い短編集である。
連作短編集にはいるけど、こちらも候補になります。

『茶匠と探偵』アリエット・ド=ボダール(Aliette de Bodard)
『マーダーボット・ダイアリー』 The Murderbot Diaries マーサ・ウェルズ(Martha Wells)

の、ふたつとも味がある。
『茶匠と探偵』、装丁が凝っていて、画も良いし、素敵なデザインです。

『ナイトフライヤー』 Nightflyers and Other Stories ジョージ・R・R・マーティン(George R. R. Martin)

マーティンの懐かしい短編、「この歌を、ライアに」を収録。

『カート・ヴォネガット全短篇』 カート・ヴォネガット(Kurt Vonnegut)

も去年完結。ヴォネガットは短編は、いまひとつだと思うが、読む価値はある。

『フレドリック・ブラウンSF短編全集〈1〉 星ねずみ』 フレドリック・ブラウン(Fredric Brown)

ブラウンの懐かしい短編が読めます。少し本が高いかなと思うけど。ま、しかたないでしょ

『愛なんてセックスの書き間違い Love Ain't Nothing But Sex Misspelled』 Selected Stories by Harlan Ellison ハーラン・エリスン(Harlan Ellison)

SFではないが、個人的にすごい短編集を読んだという気がした。
ほぼ、毎月出ていたわけで、びっくり。
長編よりも短編集の方が時間がかかるし、気力も必要だ。

そうだ、「竜のグリオール」の続編が出たんだった。
次は、長編やらアンソロジーやら。。。。

2020年1月1日
あけましておめでとうございます。
本年もご愛顧のほどを。

いろいろ修正も残っており、完成が遠く遠くなるばかり、皆様方の訪問だけが頼りです。
今年もたくさん本が出るでしょう。できる限り、追いかけたいと思います。
がんばります。

Update:2020