ジョン・ブラナー

John Brunner

1934/ 9/24-1995/ 8/25 U.K.
翻訳作品集成(Japanese Translation List) ameqlist

(John Kilian Houston Brunner)
まだ、SFに接して日の浅い頃、高校生だったわたしは自転車通学の帰り道、雪の降ったあとのすべる道路をはしって、いつもの本屋によった。
何か、ないかなと思いつつ、創元推理文庫の新刊が置いてあった。赤い表紙の本だった。あまりきいたことのない作家名だった。でも、題名にひかれて買った。それがジョン・ブラナーとの出会いだった。
『テレパシスト』、あっさりした作品名であったけど読み始めた途端、のめりこんだ。強大なテレパシストであるジェリー・ハウサンが自分の力に気付きその力で、人々を救う物語。
ジョン・ブラナーの持ち味である重厚なテーマさえも、いかにも軽くギター一本の軽快さで奏でていくようなあっさりした余韻。
SFが好きなんだなあと感じさせるタッチ。テーマは重いものが多いが、実にエンターティメントに徹しきった作品。それゆえに過小評価されているところもある。
ジョン・ブラナーとの出会いが『テレパシスト』という傑作だったことは実に幸運だったのかも知れない。

Amazon ジョン・ブラナー John Brunner

Novel

『次元侵略者』 Meeting at Infinity (1961)

『テラの秘密調査官』 Secret Agent of Terra (1962)

『銀河系の悪魔 スーパー・バーバリアン』 The Super Barbarians (1962)

『幻影への脱出』 The Dreaming Earth (1963)

『テレパシスト』 Telepathist(The Whole Man) (1965)

『星は人類のもの連盟』 The Rong Resurt (1965)

『流れ星をつかまえろ』 Catch a Falling Star (1968)

『原始惑星への脱出』 Polymath (1974)

『衝撃波を乗り切れ』 The Shockwave Rider (1975)

Short Fiction

「天の窓」 The Window of Heaven(Two by Two) (New Worlds 1956/ 5)

「思考の谺」 Echo in the Skull (Science Fantasy 1959/ 8)

「木偶(でく)」 Such Stuff (F&SF 1962/ 6)

「思考の檻」 Protect Me from My Friends (F&SF 1962/11)

「完全なる富者」 The Totally Rich (Worlds of Tomorrow 1963/ 6)

「最後の孤独な人間」 The Last Lonely Man (New Worlds 1964/ 5and6)

「ノーボディ・アクスト・ユー」 Nobody Axed You (New Worlds 1965/ 5)

「隠れた子ら」 Children in Hiding (Galaxy 1966/12)

「生なきもの」 The Vitanuls (F&SF 1967/ 7)

「自殺する人類」 The Suicide Man (IASFM 1979/ 7and8)

「地獄の悪魔」 All the Devils in Hell (1960)

Nonfiction/Etc.

「SF以上の異常性」 Science Fiction and the Larger Lunacy

「ジョン・ブラナーSFを、そして世界を語る」

「ジョン・ブラナー スペシャル・インタビュウ」

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