ameqlist 翻訳作品集成(Japanese Translation List)

早川書房(Hayakawa Shobo)/ハヤカワSFシリーズ(A Hayakawa Science Fiction Series) 1957-1974年

Publisher Top

1957/12開始、1974/11終了。総冊数318冊 。
正式名称は、ハヤカワ・SF・シリーズ
番号は3001から3318まで。初期はハヤカワファンタジィの名称で刊行される。3001から3031まで。
銀背として有名。金背もあり、これはクラシック作品に採用される。

最初に読んだのは、『宇宙の眼』。家を追い出されて、転がりこんだ叔父さんの家で読む。まあ、衝撃でしたね。こんな話があるのかと。それと、こんな版形の本がという驚き。
所有していた叔父さんの親父さんもすごかった。それから『神経繊維』とか、『超生命ヴァイトン』とか、あるものを読んだ。
当時は、既に終了してしまった後だったので、3300番台を見て、おお、3300冊もあるのかと素直に思った。しかし、2000番台がない。ポケミスは1000番台だったので、2000番台がないのはなぜかと、首をひねる。
今みたいに、ネットで検索できるはずもなし、苦労して苦労して穴埋めをしていたのだよと、言うだけ年寄りの愚痴になるのかもしれない。
「ガセネタ」「怪しい噂」「たまに真実」「嘘みたいな本当」が、入れ乱れるのであるが、時間的にはたぶん数千倍かかっていた。
しかし、時間的な余裕が、またそうでしかあり得ないのではあるが、情報の取捨選択、信憑性の検証に時間をかけることができた。
行間にある情報を懸命に読み取っていた。

わたしは、それもまた必要な努力であり、知性を磨くひとつの手段であるとは思うのだけど。
世界と繋がってなくとも、自分の要求を満たすために、安易な方法だけではなく、また、これでいいのだという妥協もなく、追求していくおもしろさは、ひたすら愉しい。

1957(昭和32)
1958(昭和33)
1959(昭和34)
1960(昭和35)
1961(昭和36)
1962(昭和37)
1963(昭和38)
1964(昭和39)
1965(昭和40)
1966(昭和41)
1967(昭和42)
1968(昭和43)
1969(昭和44)
1970(昭和45)
1972(昭和47)
1973(昭和48)
Update:2023