ameqlist 翻訳作品集成(Japanese Translation List)

クリフォード・D・シマック

Clifford D. Simak

1904/ 8/ 3-1988/ 4/25 U.S.A.
Authors List

(Clifford Donald Simak)
抒情的、田園的と言われる作風である。最初に読んだのは『都市』の一遍、「逃亡者」、なんかよかった。
で、ふたつめは『大宇宙の守護者』で、短篇「目標の世代」なん~か違う。違うんだよなあ、というのは抒情的だという解説を読んだから。
『都市』も、ピンと来なかった。かろうじて踏みとどまったのは、『中継ステーション』
短篇の「踊る鹿の洞窟」もよろし。楽しいファンタジー『小鬼の居留地』には惚れている。しかし、手元にはない。むむ。
1950年代は、波乱の時代であり、よきアメリカではないと思っている。得た夢が壊れつつありそうに思える世界で、SFが隆盛した。
危ういアメリカの地位の中で、唯一誇れるのは市民生活の向上であり、そうした未来に夢を託す。
そんな世相に背をむけたかのような作風で生き残っていたシマックは、すばらしいのかもしれない。

Novel

『大宇宙の守護者』 Cosmic Engineers (1939)

『再生の時』 Time and Again(First He Died) (1951)

『都市 -ある未来叙事詩』 City (1952)

『中継ステーション』 Way Station (1963)

『なぜ天国から呼び戻すのか?』 Why Call them Back from Heaven? (1967)

『人狼原理』 The Werewolf Principle (1967)

『小鬼の居留地』 The Goblin Reservation (1968)

『マストドニア』 Mastodonia (1978)

『妖魔の潜む沼』 The Fellowship of the Talisman (1978)

『宇宙からの訪問者』 The Visitors (1980)

『法王計画』 The strengths of Project Pope (1981)

『超越の儀式』 Special Deliverance (1982)

Collection

『シマックの世界』

『大きな前庭』 The Worlds of Clifford Simak Vol.1 (1960)

『愚者の聖戦』 The Worlds of Clifford Simak Vol.2 (1960)

Short Fiction

「水星電力センター」 Operation Mercury(Masquerade) (Astounding 1941/ 3)

「鬼」 Ogre (Astounding 1944/ 1)

「最後の解答」 Limiting Factor (Startling Stories 1949/11)

「前哨戦」 Skirmish(Bathe Your Bearings in Blood!) (Amazing 1950/12)

「異星獣を追え!」 Good Night, Mr. James (Galaxy 1951/ 3)

「橋頭堡」 Beachhead(You'll Never Go Home Again) (Fantastic Adventures 1951/ 7)

「幼稚園」 Kindergarden (Galaxy 1953/ 7)

「気で病む男」 Worrywart (Galaxy 1953/ 9)

「ハウ=2」 How-2 (Galaxy 1954/11)

「目標の世代」 Target Generation (Collection Stranfer in the Universe 1956)

「影の世界」 The Shadow World (Galaxy 1957/ 9)

「シッター」 The Sitters (Galaxy 1958/ 4)

「孤独な死」 A Death in The House (Galaxy 1959/10)

「地球のすべての罠」 All the Traps of Earth (F&SF 1960/ 3)

「泣き上戸」 Crying Jag (Galaxy 1960/ 2)

「就職の条件」 Condition of Employment (Galaxy 1960/ 4)

「河を渡って木立をぬけて」 Over the River and Through the Woods (Amazing 1965/ 5)

「岩の中にいるもの」 The Thing in the Stone (If 1970/ 3)

「終章」 Epilog (editor:(Harry Harrison) Astounding 1973)

「兄弟」 Brother (F&SF 1977/10)

「踊る鹿の洞窟」 Grotto of the Dancing Deer (Analog 1980/ 4)

「笛吹く古井戸」 The Whistling Well (editor:(Kirby McCauley) Dark Forces 1980)

Nonfiction/Etc.

「シマックとの二時間」

Update:2023