アルジス・バドリス

Algis Budrys

1931/ 1/ 9-2008/ 6/ 9 U.S.A.
翻訳作品集成(Japanese Translation List) ameqlist

東プロシア生まれのリトアニア人。5才のとき、亡命リトアニア政府の代表だった父親に連れられ、ナチス・ドイツから逃れ、アメリカに住み、マイアミ大学、コロンビア大学を出て、デヴュー。
様々なタイプの作家がいます。変わったひとがいるなと感じたのは、このひとでした。
「隠れ家」で首を傾げて、なんだろう、この作家の持ち味はと思ったのは「珊瑚礁にて」ですね。読み手に狂えと強いるよりも自分が狂ってしまいましょうという印象を受けます。訳された中では「めぐりあい…」が好きです。
いろいろと悩んでいる時に読んだので、こんな能力をもってたらいいなという願いもあって、心に残っています。「すべては愛のために」の前半のムチャクチャさがすっとシリアスに切り替わっていくあざやかさ。
「夏の終わり」の佳作というにふさわしい安定感。残念ながら、わたしは『無頼の月』を読めずに来ています。何年待っているのだろう。はやく改訳して出して欲しいと願っているのですが、たぶん無理でしょうね。
『アメリカ鉄仮面』(題名をもうすこし考えてほしい。)が出た時、狂喜しましたけど。なんか、短いような気がするのは気のせいかな。
底に孤独感を漂わせつつ、独特の哀愁にまで感じさせる作風は得難いものがあります。できれば、もっと読みたい作家のひとりです。
Amazon アルジス・バドリス Algis Budrys

Novel

『第三次大戦後のアメリカ大陸』 Fales Night (1954)

『アメリカ鉄仮面 -仮面の正体を探るSFサスペンス』 Who? (1958)

『無頼の月』 Rogue Moon (1960)

Short Fiction

「夢の勝利」 Dream of Victory (Amazing 1953/ 9)

「夏の終り」 The End of Summer (Analog Yearbook 1954)

「隠れ家」 Nobody Bothers Gus (Astounding 1955/11)

「沈黙の兄弟」 Silent Brother (Astounding 1956/ 2)

「めぐりあい…」 And Then She Found Him... (Venture 1957/ 7)

「珊瑚礁にて」 The Edge of the Sea (Venture 1958/ 3)

「闇と夜明けのあいだ」 Between the Dark and the Daylight (Infinity 1958/10)

「クリスタルの壁、夜の目」 Wall of Crystal, Eye of Night (Galaxy 1961/12)

「すべては愛のために」 For Love (Galaxy 1962/ 6)

「猛犬の支配者」 The Master of the Hounds (Saturday Evening Post 1966/ 8/27)

「失われた恋」 Lost Love (Science Fiction Stories 1957/ 1)

Nonfiction/Etc.

「'<ギャラクシー>・ブック・シェルフ'より」 Galaxy Book Shelf (Galaxy 1969/ 9)

「1984年を越えて」 1984 Beyond

Top of Page