ameqlist 翻訳作品集成(Japanese Translation List)

A・バートラム・チャンドラー

A. Bertram Chandler

1912/ 3/28-1984/ 6/ 6 Australia
Authors List

(Arthur Bertram Chandler)、イギリス生まれのオーストラリア。

銀河辺境シリーズは、場所をシリーズ名にしており、本来は様々な群像シリーズである。
日本ではジョン・グライムズを中心にした作品が先に紹介されている。
ジョン・グライムズ少尉が連邦監察宇宙軍の宇宙船<デルタ・オリオニス>に乗って波乱万丈、失敗、成功して宇宙海賊をやっつけて大尉になり、惑星エル・ドラドでの活躍のあと、超高性能ロボットをぶち壊したり、 ハチ型のシャアラ星人と結婚しそうになったり、はたまたエデンへと吹き飛ばされ、楽園で過ごし、追い出された後、艦長となって<シーカーIII>に乗って、失われた植民地、惑星スパルタへと赴き、そこは男ばかりの世界で、 またまたトラブッたあと、今度は女ばかりの世界へと向かう。
そして<ディスカバリー>で、ボタニーベイでついにバウンティ号の叛乱のごとき事件に巻き込まれ、銀河辺境へと向かう。
そして、ここから本来の銀河辺境がはじまるではあったのだけど…

星間運輸船の船長にまでおちぶれたグライムズであったけど、そこはそれトラブル・メーカーぶりを発揮し、かって訪問した惑星などでのすったもんだの末、どういうわけか女性の助けを得ることが多かったが、解決していく。
作者が亡くなったため、グライムズの老年の物語には達しなかった。12巻から14巻にかけてはひとつのピークであろうと思う。最高傑作は『傷ついた栄光』だろうけど。

銀河辺境(Rim World)/ジョン・グライムズ(John Grimes)

『銀河辺境への道』 The Road to the Rim (1967)

『エル・ドラドの生贄』 To Prime The Pump (1971)

『連絡宇宙艦発進せよ!』 The Hard Way Up (1972)

『異次元のエデン』 The Broken Cycle (1975)

『惑星スパルタの反乱』 Spartan Planet(False Father Hood) (1969)

『奴隷狩りの惑星』 The Inheritors (1972)

『傷ついた栄光』 The Big Black Mark (1975)

『遥かなる旅人』 The Far Traveller (1975)

『黄金の星間連絡艇』 Star Courier (1977)

『星間運輸船強奪さる』 To Keep the Ship (1978)

『背徳の惑星』 Matilda's Stepchildren (1979)

『銀河私掠船団』 Star Loot (1981)

『惑星総統グライムズ』 To Rule the Refugees (1983)

『惑星スパルタふたたび』 Find the Lady (1984)

『遥かなり銀河辺境』 The Wild Ones (1985)

銀河辺境(Rim World)

『光子帆船フライング・クラウド』 Catch the Star Winds (1969)

『銀河傭兵部隊』 Space Mercenaries (1965)

『暗黒星雲突破!』 Nebula Alert (1967)

『時空漂流船現わる!』 Contraband from Otherspace (1967)

『辺境星域の神々』 The Rim Gods (1968)

『名誉の殿堂』 Alternate Orbits (1971)

『次元交錯星域』 The Dark Dimensions (1971)

『銀河辺境の彼方』 The Gateway to Never (1972)


『外宇宙の女王』 Empress of Outer Space (1965)

『宇宙の海賊島』 Randezvous on a Lost World (1961)


「ぬれた洞窟壁画の謎」 Wet Paint (Amazing 1959/ 5)

「グライムズの休暇」 Grimes at Glenrowan (IASFM 1978/ 3)

「グライムズのグレート・レース」 Grimes and the Great Race (IASFM 1980/ 4)

「グライムズとジェイルバード」 Grimes and the Jailbirds (1984)

Short Fiction

「偽りの夜明け」 False Down (Astounding 1946/10)

「漂流者」 Castaway (Weird Tales 1947/11)

「投荷」 Jetsam (New Worlds 1953/ 3)

「動物の標本」 Zoological Specimen (New Worlds 1954/ 5)

「巨人退治」 Giant Killer (Astounding 1954/10)

「檻」 The Cage (F&SF 1957/ 6)

「センス・オブ・ワンダー」 Sense of Wonder (New Worlds 1957/10)

「限界角度」 Critical Angle (F&SF 1958/11)

「左まわりのネジ」 The Left Hand Way (Australian Science Fiction Review 1967)

Nonfiction/Etc.

「キャプテン・ファンのみなさんへ」

Juvenile

「無人島の漂流者」 Castway

Rim Worlds Series List
Update:2023