ameqlist 翻訳作品集成(Japanese Translation List)

Producer:雨宮孝(Amemiya Takashi)
fandom name:AMEQ
since: 1997/ 4/ 8


2024年3月11日

鳥山明氏が亡くなった。合掌。
はじめて見たとき、驚愕の一言だった。単純な線なんだけど、これが恐ろしく、難しい。まねて書いてみてください。どんなコマでもいい、そう簡単には書けないのだ。オリジナルで量産できるというのも脅威で、すごい画力である。こんな作家にかなうわけがないと、思わざると得なかった。才能がない、それよりも努力がないというべきか…。

『星、はるか遠く 宇宙探査SF傑作選』editor:中村融 創元SF文庫SF-ン-6-6 2023年12月15日 ISBN978-4-488-71506-9
収録作品は以下の通り、懐かしい作品が並び、再び読んでみた。いずれもが、マイ・マスターピースの作品、40年以上たって読み返した「タズー惑星の地下鉄」「ジャン・デュプレ」「異星の十字架」「表面張力」、やはり傑作と思います。
ご一読を。
「故郷への長い道」 The Long Way Home (Galaxy 1961/ 6) フレッド・セイバーヘーゲン(Fred Saberhagen)translator:中村融
「風の民(たみ)」 The Wind People マリオン・ジマー・ブラッドリー(Marion Zimmer Bradley)translator:安野玲
「タズー惑星の地下鉄」 The Subways of Tazoo コリン・キャップ(Colin Kapp)translator:中村融
「地獄の口」 Mouth of Hell (New Worlds 1966/ 1) デイヴィッド・I・マッスン(David I. Masson)translator:中村融
「鉄壁(てっぺき)の砦(とりで)」 Fort Iron マーガレット・セント・クレア(Margaret St. Clair)translator:安野玲
「異星の十字架」 The Streets of Ashkelon ハリー・ハリスン(Harry Harrison)translator:浅倉久志
「ジャン・デュプレ」 Jean Dupres ゴードン・R・ディクスン(Gordon R. Dickson)translator:中村融
「総花的解決」 The Piecemakers キース・ローマー(Keith Laumer)translator:酒井昭伸
「表面張力」 Surface Tension ジェイムズ・ブリッシュ(James Blish)translator:中村融

amazon 星、はるか遠く

2024年2月14日

一月、読んだ本、参考になる本ばかりで、SFを読んでないぞ。

小森収の『はじめて話すけど……』、創元推理文庫、インタビュー集でおもしろかったです。物故した方もいらっしゃるけど、つくづくおもしろい先輩たちなんだなと感じます。
この辺が、狭間の世代のわたしには、なんというか、その文化を作り出した方たちへの憧憬があります。

『世にも危険な世界の医療史』 リディア・ケイン&ネイト・ピーダーセン、文春文庫の医療ものはおもしろいです。独特の危険なジョーク、いや、ユーモアも効いています。

『ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション』 川出正樹 東京創元社、連載当初から、注目してたけど、一冊にまとまって、改めて読むと、このリストのように二次資料で悪戦苦闘したものと違い、丹念に一次資料を集めて、検証した結果に驚きます。
随所で、「ぎょっ」としたのも事実で、ミステリにうとい自分に改めて、呆然としました。
自分的には、歴史に埋もれてしまうのを、惜しいと思ってはじめたリストだったけど、まあ、あちこちに不備も残っているけど、ぎちぎちに完成品にすることを、とっくのとうに放棄してしまったのです。
こうして、翻訳史に新たな著作がはいるのはうれしいです。
あまり大きな過ちはないかなあと思いつつ、改めて、チェックしています。
偉業です。

amazon はじめて話すけど……
amazon 世にも危険な世界の医療史
amazon ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション

2024年2月1日

『グリーン家殺人事件』 S・S・ヴァン・ダイン(S. S. Van Dine)を、読む。
小学生の頃、偕成社版の『呪われた家の秘密』 S・S・ヴァン・ダイン(S. S. Van Dine)で、読む。
なんというか、インパクトが強くて、この作品と、『踊る人形の謎』 ジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr)の二冊は、自分にとって、ミステリの入口であった。
高校生の時に、ファイロ・ヴァンスもの全12冊を読む。こちらは創元推理文庫版である。
今回、日暮雅通氏による新訳版とのことで、改めて読んでみようと思った。なぜか、やはり、年月を過ぎて、読み方が変わっている。とくにファイロ・ヴァンスものは、当時、知識もなく、やたら小難しい知識が満載というイメージがあった。それは、年喰って、エラリイ・クイーンを読んで、「けっこうおもしろいね」と思ったことにもある。若い時の印象とは違うものだ。
少しチャレンジめいた気分で、読む気になった。
読んで驚いた。
「なに、これ、すごいね」、と思うこと、しばし。小難しい部分も、今となってはなんてことないねというレベルで、読んで、やはり傑作というイメージが、生まれる。
まあ、なんというか、怖いのは異星人であるということか。ラスト近くのアクション部分は、「おお」と感じたのは、自分なりにびっくり。
いや、やはり傑作である。すばらしい仕事です。


amazon グリーン家殺人事件

2024年1月5日

1月1日、書いてから、しばらく寝ていたが、最近、仕事の疲れは二日くらい寝ないと復活しない、かたかたと揺れて、眼が覚めた。東京でも揺れた。
地震があると、情報を確認する。ああ、なんと能登半島での大地震、大昔、輪島の朝市にも行ったことがあり、七尾湾も巡ったことがある。いいところだなあと思っていたが、昨今の地震の多さが気になっていたが、今回の大きな地震、帰省等の方も被災され、悲惨な状況で、記事を見るにつけ、厳しさに、身が震える。
輪島塗などの伝統工芸も危機的な状況になりかねないと思われます。
今は、謹んでお悔やみを申し上げます。
被災されました皆様には、心からお見舞い申し上げます。被災地の復興支援のためにご尽力されている方々に深く敬意を表します。

2日の夕方には、JALの事故、それに各地の火災、正月早々、すさまじいことばかりで、頭がついていけません。
辰年には政変が多いとどこかで読んでいましたが、すさまじいことになっております。

ともかく、これからは良い年でありますように。

2024年1月1日

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

とは、いうものの、更新が遅れており、数字は正直で、アナリティクスでは、じりじりと下がってきている。
この状態を挽回するべきであり、ここに、一大決心をして、昨年までのデータを完成させることとした、などという気持ちにはなるものの、トホホな状況で、遠い目標です。
いくつか見直したデータがあるのだが、凡ミスの多いこと、リンクは、ツールがあるのでわかるのだが、それでも単純な数字のまちがいは、どうしようもない。脳内環境が、こうだと決めてしまっているので、なかなか気づけない。
コツコツやって、すでに27年めである。少し取りこぼしている作品の収録をがんばろうと思いまする。

guide

ameqlist 翻訳作品集成は、作家別にまとめた翻訳作品リストが中核です。
SF、ホラー、ミステリ、文学等の海外作品の翻訳作品リストです。長篇だけでなく、中短編もわかるかぎり収録しました。

「あの作家の翻訳作品はもっとないのか!」「この作家のあれは、なんという作品だったか!」に応えられることを目標にしております。
エラー、間違い等はご連絡ください。

海外人物名
Harry のような「ハリイ」「ハリー」の二種類の書き方がある場合、Stevenson のように「スティーヴンスン」「スティーブンソン」「スティーヴンソン」「スチーブンスン」等々、様々な表記がある場合、また、現在と過去の表記が違う場合もどうすればいいのでしょうか。子供向けの作品の場合、読みやすいように簡単な表記にしている場合もあります。

慣例となっている表記、また、できるかぎり個人的な美的感覚で選択している場合もあります。ご了解ください。

もうひとつ、表記の問題ですが、名姓の間の、中黒で分ける方法です。
日本語の中での習慣ではあるが、美しいものではない。けど、ないと、わかりにくくなるのは確かで、しかたなく使用しています。
昨今、空白「 」で使用する場合もありますが、やはり、わかりにくい。異国文化を日本文化に変換するための、ツールとして判断しております。

ガブリエル・ガルシア=マルケス(Gabriel García Márquesz)のように、=(ダブルハイフン)-の場合ですが、どちらも全角ので表記してます。

日本人名
日本語、()内にローマ字表記という形です。
ローマ字表記は、<姓、名>という表記にしました。

「進一」等の場合、Shin-ichiという表記で区切りとして「-」マークを入れました。「幸一」は、Kōichi。
姓の、「加藤」「伊藤」「佐藤」は、「Katō」「Itō」「Satō」、名前の「太郎」等も「Tarō」です。
「大橋」は、「Ōhashi」。「大野」は「Ōno」。この場合、「小野」「Ono」と混乱するためです。
「づ」は「du」。「ず」は「zu」としました。
「徹」「融」「達」等は、表記は「Tōru」と現状しております。
また「次郎」は「jirō」とう表記にしております。
確認できる作家名などの場合、著者の希望もある場合は、可能な限り、そうした表記にしています。様々な問題を含んでいると思われますが、ご容赦を。
名前をコード化しようということ自体が問題なのかもしれません。

作家名、作品名
サイト内で統一してます。理由は、メンテナンス上の問題です。
膨大な量に及ぶため、検索作業と、置換作業は欠かせません。そのために統一してあります。


文字コード
METAには、UTF-8を埋めこんでおります。

書籍コード・ISBN
ISBNは、国際標準化機構(ISO)の書籍コードです。
ISBN4(国番号)-XXXX(出版社記号)-XXXXXX(書名記号)-X(チェック記号)
国番号、4は日本です。出版社記号は、二桁以上で出版社固有の数字です。書名記号は、出版された本に固有の数字です。
チェック記号は、ISBNが正しく設定されているかのチェックをするためのものです。

2007年1月以降、13桁に変更され、現在は、ISBN978-4-出版社番号-書名記号-チェック記号になっています。

ISBNにつきましては、全書籍の調査が困難なため、または過去、出版された本には未記載のため、記載されていない場合もあります。

サイト構造
現在、44,000ファイル以上、あります。

特殊なリンクの使い方をしているため、適確にリンク先に繋がるために、少々工夫してあります。
アンカーを仕込んでいるのに、最後の方がうまく表示されないので、ファイルごとに最後の方に空白を仕込んであります。
書類でいうところの「備考」、技術的にいうならばエレベーターの「釣り合い重り」とでも思ってください。

contents
Authors Index ラストネーム(Last Name)A-Z
Authors Index アジア(Asia)
Authors Index アフリカ(Africa)
Authors Index ユーラシア(Eurasia)
Authors Index 中南米(Latin America)
Authors Index 作者不詳(Anonymous)
出版社索引(Publisher Index)
日本人編者名索引(Japanese Translator/Editor Index)
受賞リスト(Awards)/SF/Fantasy/Horror
受賞リスト(Awards)/Mystery
受賞リスト(Awards)/Novel
雑誌(Magazine)
special contents
Special 全集!集合!! Gather! Complete!!/世界○○全集一覧
Special あたしを知ってよ The Romance, Men Don't See/ロマンスもの一覧
Special 文庫一覧(Japanese Paperback)
Special スター・ウォーズ・クロニクル(Star Wars Chronicle)
Special 宇宙英雄ローダン(Perry Rhodan)
Special 宇宙大作戦(Star Trek)
Special クトゥルー神話(Cthulhu Mythology)
Special ワイルド・カード(Wild Cards)
Special SFが読みたい!
Special このミステリーがすごい!
Special 神話伝説大系/世界神話伝説大系
essay/etc.
Special 2023年 日々弱弱
Special 2022年 日々岩岩
Special 2021年 日々浴浴
Special 2020年 日々呑呑
Special 2019年 日々燗燗
Special 2018年 日々感酔
Special 2017年 日々酒感
アソシエイト参加宣言/参考資料
Update:2023