ameqlist 翻訳作品集成(Japanese Translation List)
Producer:雨宮孝(Amemiya Takashi)
fandom name:AMEQ
since: 1997/ 4/ 8
2023年11月28日
予定には出ていたようだけど、なかなか出版されなかったのが、『赦しへの四つの道』
作者は、アーシュラ・K・ル=グイン(Ursula K. Le Guin)
ゲド戦記よりもおもしろいと思っている<ハイニッシュ・ユニバース>(Hainish Universe)の短篇集。
しかも小尾芙佐訳です。もはや小尾さんは伝説の領域だと思ってましたが、いまだに現役で出てくるのは凄い。もう、80代に突入してるのはまちがいないので、日頃、ご老人たちを見ているので、いまだに、これほどの細かい作業ができるのが素晴らしい。
自分の母親でさえ、米寿だが、少し怪しくなっているので、個人差があるが、どうにもならないのが体力と気力の衰えだと思う。
こういうお仕事を見ると、おいらたち以降の世代と、どこか鍛え方が違うのかなと、よく思う。
最近、近い年代の有名な方が、先に逝かれることが多く、自分も70代前半かなとぼやきながら、血圧と血糖値と腎臓をいたわりつつ、透析はやだよと、思いつつ、週4日くらいの仕事でへたばっている。
だんだん、愚痴っぽくなるな、楽しみながら読ませていただきます。
そいえば、こちらもレジェンドの深町眞理子さん、シャーリー・ジャクスンと『ファイアースターター』、ずっとお待ちしております。
2023年11月15日
「七五三やなあ」と思いながら、阿佐ヶ谷、神明宮の前を通りながら、河北病院受診して、いつもように阿佐ヶ谷駅前の「書楽」に寄ったら、なにやら張り紙が。
「なんかあったんか」と思いつつ、前に立つと、衝撃の一言が「閉店」
来年1月8日に閉めるそうな。。。。
高血圧に糖尿病、喘息持ちなんで、河北には、けっこう通っていて、そのたびに寄っている。寄れば買う。これが鉄則。
朝、九時から夜まで、営業してて、ずいぶん助かったもんだが、う~む、時の流れには難しかったか。
今日も、シャーリー・ジャクソンを購入した。
こちらに戻ってきて、二〇数年、ずいぶんお世話になりました。SFコーナーっぽいものがありまして、とてもありがたがったです。今日も創元の復刊コーナーにいっぱい並べてあって、うれしかったです。
う~む、惜しい、でも、ひとりが救えることは、さほど多くなくて、何を叫んでも無理があるんだということは、じじいになったからよくわかります。
「寄れば買う」、それしかありません。
レジにひろげてあったノートの「アルバイトさんへ」への文言が、客に見せるためでなく、なんとなく眼にはいってしまいましたが、その苦渋の選択、「ああ、辛いよなあ」という受け取る方も、伝える方も思うのは、会社をぶっ潰した経験から、つい涙が出そうでした。
出来ることは終わった。と、思えるような終りは、辛いです。
2023年10月24日
なんとまあ、月日の経つのは早いことよ。ちょっと書いてないなあと思いながら、中身の修正に万進しておりました。読まなきゃいけないものは積みあがるだけ。
秋は復刊の季節ですかね。
『最後のユニコーン』 The Last Unicorn ピーター・S・ビーグル(Peter S. Beagle)
『夢見る宝石』 The Dreaming Jewels シオドア・スタージョン(Theodore Sturgeon)
『吸血鬼ドラキュラ』 Dracula ブラム・ストーカー(Bram Stoker)
まあ、びっくり、
いずれも、昔、読んで、感動した作品たち、特に『夢見る宝石』は、素晴らしい作品です。はじめて読んだのは学生の頃、そう泣けたね。
改訳に挑戦するとは、凄いなと思います。
実は『最後のユニコーン』は、もやもやしたものを、ずっと持ち続けています。いずれ読みなおそうと思ってましたが、続編も出た以上、読むしかないでしょうね。
『吸血鬼ドラキュラ』は吸血鬼が取れて『ドラキュラ』になってます。
史実のヴラド公を知るために、『ドラキュラ伯爵 -ルーマニアにおける正しい史伝』 Vlad Tepes, Prince of Walachia ニコラエ・ストイチェスク(Nicolae Stoicescu)まで、熱心に読み、行ってみたいなあと思ってたけど、内戦になり、崩壊して、各国に分散した。もともと無理のある国家だったんだろうなあとは思っていたが、ヨーロッパの民族性の激しさを、存分に感じさせてくれた。
非常に長いです。平井訳で読んでいたので、新訳で読むとどうなるのかなと、これも期待しています。
2023年9月30日
『死の10パーセント』 フレドリック・ブラウン(Fredric Brown)
小森収様、ありがとうございます。収録短篇が精査できておりませんが、まずは御礼まで。『本棚の骸骨』で、数か月前から出ていたので、購入予定になっておりました。
ミステリ関連の短篇集です。こうして、一冊にまとまるのは、うれしいものです。
楽しみに読ませていただきます。
2023年9月24日
『日本ハードボイルド全集7 傑作集』が出た。
のびのびになっていたので、気になっていたが、無事、出版され、完結した。めでたい。北上次郎の遺稿もある。1980年代のハードボイルド全盛時代に、よく読んでいたので、気になって、ずっと読んできた。
河野典生や、仁木悦子など、再発見させていただいた作家もいた。二期以降も待っています。
個人的に気になったのは、収録作品の著作権法に触れている一文。収録作品で版権の継承者や、様々な事情がからまって収録できない作品も存在する可能性があるが、その救済処置としての著作権法第67条である。が、まあ、凡人のわたしにはわかりづらいのだが、どうやらやりやすくなったらしい。文化庁の改訂項目を読んでも、どうすればいいんだと疑問は湧く。詳しい方が解説されているが、わかりにくい。専門家じゃないので、そんなもんだということで覚えておこう。
アニメ、『アンデッドガール・マーダーファルス』を見る。
原作は青崎有吾。
おもしろい、こんなにおもしろいとは思わなかった。まとめ見ているから、よかったが、これでは毎週、次が待ち遠しくなったに違いない。
だけどもったいなくて、少しづつ見ている。ホームズからルパン、怪人、吸血鬼に狼男、ヴィクトル、クロウニー、カーミラ、これだけ盛り込んでいても、ミステリーとしての要素もある。
いや、すばらしい。絵も素晴らしいし、演出もうまい。
原作をよみたくなるではないか。
最近、当たりが多くて、悲鳴をあげています。
2023年9月17日
ジョン・スラデック(John Sladek)の『チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク』を、読む。
チクタクを10回繰り返します。ええ、数えました。チクタクだけでは、固有名詞になりにくいということで、こういう書名になったと勝手に解釈しておりますが。
中身も、怪しい、ほんとに怪しい。「何、これ」と言えるくらい怪しい。
わたしは好きですけどね。
『ロデリック』を結局、読まずに来てしまったので、本が高かったのでね、思わず躊躇。
やはり単行本よりも文庫が似合うよねと勝手に思っております。
難しいことを考えずに、ガンガン読み進みましょう。翻訳は若手の新鋭ですね、苦労されたところは、かなり多かったのではないかと思われます。がんばってくださいね。
2023年9月10日
『GAMERA: Rebirth』を見る。
ドラマ部分が少々、見るに耐えない部分もあり、なんとなく『アイアン・スカイ』という映画を思い起こしてしまいました。
13+という年齢設定なのだろうけど、いったい、ターゲット層をどこにしているのかなと思う。
昭和ガメラ、平成ガメラのファンではあるが、平成ガメラは子どもが小さい時にいっしょに見に行った記憶がある。結局、子どもにはSF遺伝子はまったく受け継がれなかったのではある。
それはそれとして、怪獣のデザインはいい、ギロンなんか、動きはいいなあと思える。昔のスーツアクターではできないよね、ギャオスはその食性が、アニメでは、どことなく悪趣味だなと思われる感じがある。なぜだろう。
と、いうことで、怪獣のデザインや戦い方は良いとしてもだ、登場人物の造形がいかんともしがたい。
だけど、ガメラは、まだ可能性がある。平成ガメラの直接の続編を見たいものだ。荒廃してギャオス天国となった日本に、大量の小型ガメラが降り注ぐなんて、かってに妄想するが。
実写版を見てみたい。期待しすぎて、少々、がっくし。
『ONE PIECE』を見る。
読んでないんだよね、絵のタッチが苦手で、いずれそのうちと思いつつ、まったく手つかず。
それが逆に良かったかも、素直に実写版を楽しめました。言ってはなんだが、こんなにおもしろいとは思いませんでした。ゴム人間は、昔、懐かしのアニメ『スーパースリー』のバネ人間のコイルや、『ファンタスティックフォー』を思い浮かべるが、どちらもスーパーヒーロー。
よくぞ、ゴム人間にしたものだと思う。岩石太郎じゃ、ヒーローになりにくいか。
出会いと、仲間、過去の出来事が交錯して流れるストーリーは、好きなのだが、これだけの複雑な世界をどうやってまとめていくのかと、非常に興味深くなった。
はまると地獄だから、できるだけ沼地から脱出したいです。
両方ともネットフリックス。おかげで何も読めず。
ameqlist 翻訳作品集成は、作家別にまとめた翻訳作品リストが中核です。
SF、ホラー、ミステリ、文学等の海外作品の翻訳作品リストです。長篇だけでなく、中短編もわかるかぎり収録しました。
「あの作家の翻訳作品はもっとないのか!」、「この作家のあれは、なんという作品だったか!」に応えられることを目標にしております。
エラー、間違い等はご連絡ください。
海外人物名
Harry のような「ハリイ」「ハリー」の二種類の書き方がある場合、Stevenson のように「スティーヴンスン」「スティーブンソン」「スティーヴンソン」「スチーブンスン」等々、様々な表記がある場合、また、現在と過去の表記が違う場合もどうすればいいのでしょうか。子供向けの作品の場合、読みやすいように簡単な表記にしている場合もあります。
慣例となっている表記、また、できるかぎり個人的な美的感覚で選択している場合もあります。ご了解ください。
もうひとつ、表記の問題ですが、名姓の間の・、中黒で分ける方法です。
日本語の中での習慣ではあるが、美しいものではない。けど、ないと、わかりにくくなるのは確かで、しかたなく使用しています。
昨今、空白「 」で使用する場合もありますが、やはり、わかりにくい。異国文化を日本文化に変換するための、ツールとして判断しております。
ガブリエル・ガルシア=マルケス(Gabriel García Márquesz)のように、=(ダブルハイフン)、-の場合ですが、どちらも全角の=で表記してます。
日本人名
日本語、()内にローマ字表記という形です。
ローマ字表記は、<姓、名>という表記にしました。
「進一」等の場合、Shin-ichiという表記で区切りとして「-」マークを入れました。「幸一」は、Kōichi。
姓の、「加藤」「伊藤」「佐藤」は、「Katō」「Itō」「Satō」、名前の「太郎」等も「Tarō」です。
「大橋」は、「Ōhashi」。「大野」は「Ōno」。この場合、「小野」「Ono」と混乱するためです。
「づ」は「du」。「ず」は「zu」としました。
「徹」「融」「達」等は、表記は「Tōru」と現状しております。
また「次郎」は「jirō」とう表記にしております。
確認できる作家名などの場合、著者の希望もある場合は、可能な限り、そうした表記にしています。様々な問題を含んでいると思われますが、ご容赦を。
名前をコード化しようということ自体が問題なのかもしれません。
作家名、作品名
サイト内で統一してます。理由は、メンテナンス上の問題です。
膨大な量に及ぶため、検索作業と、置換作業は欠かせません。そのために統一してあります。
文字コード
METAには、UTF-8を埋めこんでおります。
書籍コード・ISBN
ISBNは、国際標準化機構(ISO)の書籍コードです。
ISBN4(国番号)-XXXX(出版社記号)-XXXXXX(書名記号)-X(チェック記号)
国番号、4は日本です。出版社記号は、二桁以上で出版社固有の数字です。書名記号は、出版された本に固有の数字です。
チェック記号は、ISBNが正しく設定されているかのチェックをするためのものです。
2007年1月以降、13桁に変更され、現在は、ISBN978-4-出版社番号-書名記号-チェック記号になっています。
ISBNにつきましては、全書籍の調査が困難なため、または過去、出版された本には未記載のため、記載されていない場合もあります。
サイト構造
現在、44,000ファイル以上、あります。
特殊なリンクの使い方をしているため、適確にリンク先に繋がるために、少々工夫してあります。
アンカーを仕込んでいるのに、最後の方がうまく表示されないので、ファイルごとに最後の方に空白を仕込んであります。
書類でいうところの「備考」、技術的にいうならばエレベーターの「釣り合い重り」とでも思ってください。