ameqlist 翻訳作品集成(Japanese Translation List)

Producer:雨宮孝(Amemiya Takashi)
fandom name:AMEQ
since: 1997/ 4/ 8

2021年7月25日

『海の鎖』editor/translator:伊藤典夫 国書刊行会/未来の文学の最終配本
今回、改めて読んでみた。「偽態」は、金星でしたか、すっかり抜け落ちておりました。不定形生物でなんにでも化けられるというのは、『火の鳥』のムーピーを思い出す。
未来篇を先に読んでいたので、これムーピーじゃんと思ったのを思い出す。人間もどきとか、何か、人間に化けるという部分に根本的な恐怖を人間は抱えていると思う。
「神々の贈り物」も、こんな話だっけと思った。うろ覚えすぎますねえ。
「地を統べるもの」、途中で出てくるガジェットというか、妙なもので思考を停止させられるというか、それが持ち味なんだろうけど、長篇ふたつとも、あらすじさえも覚えていないという困ったものだ、けど、読みたい。
「最後のジェリー・フェイギン・ショウ」、やはりあまりおもしろくは感じなかった。こういうものを読み解くセンスはありません。純粋に楽しめばいいんだけれど。
「海の鎖」、泣かせではないけど、哀しい人類の物語。
最初に読んだときも、長いなと思ったことを思い出した。丁寧に丁寧に積み上げていく描写がいきる。

久々になつかしさに浸りながら、読み切る。なんとか、また読めるようになったかな。

これが伊藤典夫氏の最後のアンソロジーになるのでしょうか。
新潮文庫の復刊、いや改めてテーマアンソロジーも読んでみたいものだけど。
ここ10年ほど、読めないなと思ったものが、パラパラ出ているので、驚いてますが。
アンソロジーは難しいかもしれませんが、スキャナーや書評をまとめたものを必ず、お願いします。
予定で出て、いつのまにか消えていますが、お願いしますね。

2021年7月18日

『時の他に敵なし』 No Enemy But Time
マイクル・ビショップ(Michael Bishop)translator:大島豊 Publisher:竹書房文庫び3-1 2021/ 6 ISBN978-4-80192669-1

ネビュラ賞受賞作で、訳されていなかった80年代の長篇だったのだが、訳されていないのには、理由があるというか、まあ『ニューロマンサー』には勝てんはなあ、時代的に不幸だったし、おまけにややこしいビショップの真骨頂みたいなところもある。
納得したが、読みはじめて、早速つまづいた。読めん。まったく進まない。
少し、頭を抱えてしまった。
翻訳されたことは喜ばしいのだけど、いまだに理解できていない。
あまりにも進まないので、途中で中断した。
ようやく読んだが、も一度読めとなると、正直、腰が引ける。

2021年7月15日

読めん!
リーディング・ブロックとでも言うのか、そんな言葉はないけど、書けないんじゃなくて、読めなくなってしまった。まったく読む気がしない。
夏場になると、どうしても意欲が減退してしまって、まったく一行たりとも読めない。漫画は読めるよ。小説がだめなの。そのうち読めるだろうと思っているが、たまりにたまる本に溜息ばかり。
単純に仕事疲れかとも思うが、若い連中と同じ動きをしていると死ぬ、体力が続かない。無理するつもりはないのだけど、どうしても身体が動くんだよね、弱ったもんだ。

アマゾンで、『トゥモロー・ウォー』を見る。
どこかで見たような映像と、どこかで読んだようなストーリー。しかしだ、異星人のデザインに昆虫、特に蟻とか蜂を使うのは止めませんか、爬虫類や両生類を使うのも、その生理的な嫌悪感を煽るために使うんだろうけど、既に半世紀は逆行しているようなもんだ。『エイリアン』から脱却できんかね、けっこう好きだった、『スターゲート アトランティス』の一場面のような映像があってね、ああ、既視感が。
もう親子の葛藤と愛情にあふれて、敵と対するなんて、どうにもこうにも背中がむずむずするような展開なんだが、破綻してるよね。細かいこと言ってもしかたないけど。

はるか昔の黒猫小猫のモンスターというのは、画期的であったんだね。
猫と言えば、新宿駅の三毛猫3D、すごいね。

主題歌に惹かれて見てしまったが、なかなかよかったのが『色づく世界の明日から』、P.A.ワークスの作品を追い続けているのだが、これもよかった。
地味だよ、アクションなんかひとつもなし、それでも見せてくれるんだよね。

2021年7月8日

エリザベス・ハンド(Elizabeth Hand)『過ぎにし夏、マーズヒルで』東京創元社創元海外SF叢書

「過ぎにし夏、マーズヒルで」 Last Summer at Marshill (1994)
「イリリア」 Illyria (2007)
「エコー」 Echo (2007)
「マコーリーのベレロフォンの初飛行」 The Maiden Flight of Mccauley's Bellerophon (2010)

4篇を収録、ネビュラ賞(Nebula Award)世界幻想文学大賞(World Fantasy Awards)をそれぞれ収録した作品集。
『冬長の祭り』は、それほどおもしろくなかった記憶がある。異世界ファンタジーの一冊だったと思う。素質的にはファンタジー要素の強いひとなのだろう。
4篇とも、幻想的な短編であるが、表題作はアメリカ人の好きそうなスピリチュアル的な作品。抵抗はないのだけど、思わず「好きねエ」と呟いてしまいそう。
人間、皆、絶望から這いあがる術を求めているものです。
ダイヤモンド社(DiamondSha)や、東洋経済新報社(Toyo Keizai Inc.)の出版ものを見ていると、経営本の中になぜか、数多くのスピリチュアル系が多くある。
知識だけでは生き残れないというところか。
この中で、「イリリア」が一番よかった。この手の人生の風景を切り取ったような展開は、自分好みなのである。

また、雨だ、止まない雨はないとは言われるけども、辛いね、この雨は。どうにかしてほしいものである。
けれど、変えられるものを、変えない政治家は、はるかな高見から下々の生活を見下ろし、我々の言う通りに動かないから、また締め付けなければならないんだというような高飛車な対応で、自分たちの都合に合わせて、これは行う、これは行わないと決めている。

天罰が落ちてほしいひとには、なかなか落ちないものなのである。

2021年7月4日

大谷くん(なぜか、こう呼びたい)の活躍に酔いしれている間に、災害が起こり、まだまだ雨も降りやまず、早くの救出を願います。
もう一週間、雨は止まず、仕事上、雨が降ると本当に大変で、それでなくても不足しているのに、余計な労力がのしかかる。
でもね、これで雨があがると、強烈な太陽が降り注ぎ、季節は高温の夏に。それも辛い。寝苦しい夜に、昼は悪夢のような太陽が。

読んでから書くことを心がけてきたけど、今回、本としては読んでないのだが、個々の作品は読んでいる。

『海の鎖』editor/translator:伊藤典夫 国書刊行会/未来の文学の最終配本

「偽態」 The Counterfeit Man アラン・E・ナース(Alan E. Nourse)
さすがに「焦熱面横断」は古すぎるか、古き良き水星の暑苦しいひとつ、「旅行かばん」もいいのだけど、「コフィン療法」が一番好き。
「神々の贈りもの」 The Gift of the Gods レイモンド・F・ジョーンズ(Raymond F. Jones)
訳されているなかでは「子どもの部屋」「騒音レベル」と、この作品かなと思います。
「リトルボーイ再び」 Another Little Boy ブライアン・W・オールディス(Brian W. Aldiss)
ああ、掲載されてしまった。攻めてるなあ。
「不可視配給株式会社」と、この作品は両極端、解説は、その後を書いていて、矢野徹氏のご尊顔を思い出してしまいました。
「キング・コング墜ちてのち」 After King Kong Fall フィリップ・ホセ・ファーマー(Philip José Farmer)
この作品は、翻訳された倉阪鬼一郎氏のものは読んでいないが、なぜにこんなに違うのかと思うほどだったのを思い出す。懐かしい一篇。ファーマーのミーハーさがちょっと違うんじゃないのという方向に進んだひとつ。
「地を統べるもの」 Settling the World M・ジョン・ハリスン(M. John Harrison)
どこやらで短篇集が出そうなんで期待してます。傑作です。
「最後のジェリー・フェイギン・ショウ」 The Last Jerry Fagin Show ジョン・モレッシイ(John Moressy)
埋もれていた作品のひとつ、今回、改めて読みなおそうと思っているひとつ。大判の雑誌、オムニを、紙質が良くて、手に持っては読みにくいこの雑誌を読んでいた手触り感を思い出す。
「フェルミと冬」 Fermi and Frost フレデリック・ポール(Frederik Pohl)
あまり好きではなかったポールの傑作のひとつ。
「海の鎖」 Chains of the Sea ガードナー・ドゾア(Gardner Dozois)
少年と異星人の侵略とを、ちょっと凝った書き方をした泣かせのひとつ。改めて読みたいひとつでもある。
懐かしいなあ。

2004年7月に始まった未来の文学シリーズ、17年たって完結です。それでも完結した、めでたい。読めなかった作品もこの叢書のお陰で読めたものも多く、完結してくれたことは喜ばしい。
当時、なかなか海外SFが読めない時期で、この叢書のありがたかったことか。楽しみがまたひとつ終わってしまった。さびしい。

で、なんとかしてほしいのが、「サンディエゴ・ライトフット・スー」 San Diego Lightfoot Sue トム・リーミイ(Tom Reamy)デーモン・ナイト(Damon Knight)の短篇集、『生存の図式』 The Watch Below ジェイムズ・ホワイト(James White)等々、ございます。
まあ、難しそうだけどねえ。

2021年6月27日

鬱陶しいお天気に、少し、体調もやられ気味、なんとか持ちこたえているけど、しんどい。

文字が追えないので、コミックばかり読んでいる。
『ハコヅメ』の17巻と『ハコヅメ アンボックス』、警察ものとしても、なかなかな出来で、びっくりしてる。
地方の県警のそのまた、地方署というのが、実にいい、東京で起こりえるものと違う設定を、活かしている。個性的な面々もおもしろく、特に「黒田カナ」が主人公の『アンボックス』は、こんなキャラを、こんなにしてしまって、いいのかと、とても疑問に思った。くノ一捜査官は、もっと活躍できそうな気もするけど。
16巻で、キリストの「最後の晩餐」のような絵があって、ひとりだけ、背を向けている。そんな伏線の張り方もおもしろく、「奥奥島事件」「同期の桜」と、素晴らしい。
まるで、87分署(はちじゅうななぶんしょ)ではなくて、(はちななぶんしょ)と読むのが正しいらしいというのは、最近知った、ものみたいなおもしろさがある。
お薦めです。

山本おさむの『赤狩り』、いずれ、アメリカの物語を、本のリストだけで構築してみたいなと思っていたけど、これも1950年代のアメリカを丁寧に事実を構築しながら書いている。
実は、『そばもん』が好きだったので、この作品もある程度、まとまったらと思っていたけど、予想以上におもしろくて、「あれ、そうだったの」というのが、いくつか散見される。
わたしも、かなり昔のアメリカ映画やイギリス映画を見ているが、感心することばかり。
おもしろい。

コミックに首までつかると、更に、字が追えない、哀しいなあ。

もひとつ、西炯子の『初恋物語』、いや、わたしが買ってるんじゃないからね、なんとなく読んだら、やめられなくなっただけ。けっこういい。『カツカレーの日』が切れ味するどくて。。。

Special 2021年 日々浴浴
Special 2020年 日々呑呑
Special 2019年 日々燗燗
Special 2018年 日々感酔
Special 2017年 日々酒感
Authors Index ラストネーム(Last Name)A-Z
Authors Index アジア(Asia)
Authors Index アフリカ(Africa)
Authors Index ユーラシア(Eurasia)
Authors Index 中南米(Latin America)
Authors Index 作者不詳(Anonymous)
出版社索引(Publisher Index)
日本人編者名索引(Japanese Translator/Editor Index)
受賞リスト(Awards)/SF/Fantasy/Horror
受賞リスト(Awards)/Mystery
受賞リスト(Awards)/Novel
雑誌(Magazine)
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Special あたしを知ってよ The Romance, Men Don't See/ロマンスもの一覧
Special 文庫一覧(Japanese Paperback)
Special スター・ウォーズ・クロニクル(Star Wars Chronicle)
Special 宇宙英雄ローダン(Perry Rhodan)
Special 宇宙大作戦(Star Trek)
Special クトゥルー神話(Cthulhu Mythology)
Special ワイルド・カード(Wild Cards)
Special SFが読みたい!
Special このミステリーがすごい!
Special 神話伝説大系/世界神話伝説大系
Update:2021