東京創元社(Tokyo SogenSha)
東京創元社(Tokyo SogenSha Co., Ltd.)
歴史的には、複雑な経緯をたどっている。
1892年、大阪西区に矢部晴雲堂として、心理学、歴史書の出版として創業。1897年、社名を福音社に変更し、1925年に出版部門を創元社として創立。
1948年 創元社から同じ名前の創元社、キリスト教系出版社として独立。
1954年、さらに東京支社を、東京創元社として独立させる。
1959年創元推理文庫はじまる。
1961年、株式会社東京創元社 倒産する。
1962年1月に東京創元新社として再出発。
1962年9月に、創元推理文庫SF部門新設。1969年2月に、創元推理文庫怪奇部門と冒険小説部門を新設。
1970年11月17日、株式会社東京創元社に改称。
わかりにくい経緯であるが、東京創元社になってからは、内容は一貫して、ミステリー、ホラー、SFの出版に力を注いできた。
本の値段も昔は安めで絶版も少なく、質的にも安心できる出版社であった。現在は、価格的にはかなり高くなっているけど、しかたなしか。
1980年代中盤、コンベンションの本の寄付を求めた時の対応もよかったし…。コンタクトを取っても、嫌なことはなかった。個人的には応援している。
最近は、様々にチャレンジしており、日本人作家に力を注ぎはじめており、翻訳ものは減少している。
繁雑さを避けるため、すべて「東京創元社」表記にした。
1985年7月、創元推理文庫ゲームブック部門新設。1989年3月、創元ノヴェルズを新設。
1991年9月、SF部門を創元SF文庫と改称。
現状Fがついているホラー・ファンタジー部門も創元推理文庫に収録し、SFは1991年9月以降に関して、別にデータ集成することとした。
2003年3月、雑誌「ミステリーズ!」を創刊。
当初の文庫マーク、本格推理小説(中折れ帽の男性の顔に?マーク)、法廷物・倒叙・その他(時計)、スリラー・サスペンス・国際スパイ(黒猫)、ハードボイルド・警察小説(拳銃)、怪奇と冒険(帆船)、SF(SFのロゴ)、ゲームブック(ユニコーン)。