光文社(KobunSha)
1945年10月1日創業。
講談社(KodanSha)を中核とするキングレコード、光文社、日刊ゲンダイの「音羽グループ」の一社。
1999年4月1日に「ミステリー文学資料館」を開館。〒171-0014 東京都豊島区池袋3-1-2 光文社ビル内
戦後、戦争協力者の非難を浴びた講談社が不安を感じ、自らを別会社として生き残ろうと計かり、別会社を立ち上げた。それが光文社である。
が、非難は弱まり、講談社は生き残った。
しかし、光文社はその存在の意味が弱くなったが、1954年創刊の「カッパ・ブックス」の成功、1959年の「カッパ・ノベルス」を創刊。
1967年の誰もが読んだと言っていい『頭の体操』、1973年の再映画化もされた名作の小松左京『日本沈没』、1975年ラストシーンに涙があふれる映画も素晴らしい松本清張『砂の器』、1978年トラベルミステリーの嚆矢、才能を大きく広げた西村京太郎『寝台特急殺人事件』、1990年ビジネスマンは当然の必読書のように言われた石原慎太郎『「NO」と言える日本』、2005年会計学を平易に説いた山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』等のヒット、ベストセラーで、その存在をアピールする出版社となった。
雑誌は、1958年創刊「女性自身」、1965年創刊「宝石」、1968年創刊「小説宝石」、1975年創刊ファッション誌の「JJ」、1986年創刊写真週刊誌「FLASH」、「CLASSY」、2000年創刊ミステリ専門紙の「GIALLO」
発行していた雑誌。
「少年」1946年11月創刊、1968年2月休刊、「少女」1949年2月創刊、1963年休刊、いずれも漫画雑誌。鉄腕アトムを連載していた。子供の頃、読んではいたが、休刊頃はおもしろくなかったように思う。
ミステリ専門誌の「EQ」1978-1999
SF専門誌の「SF宝石」1979-1981、SF宝石が終了した原因らしい1981年10月創刊、2001年1月休刊「週刊宝石」、週刊誌ブームにのって出てきたように記憶している。それともこれが影響したのか、当時良く読んでいた。
1970年に労働争議が発生。約7年に渡るゴタゴタの中で多くの人材が去るが、現在は、より意欲的に出版業を捉えているように思う。