ソニー・マガジンズ(Sony Magazines INC.)
1974年に、CBSソニーレコード傘下で音楽出版や出版事業を行うエイプリルミュージックが設立されたそうである。
その後、雑誌・書籍出版部門が分離独立し、1979年「CBS・ソニー出版」設立。
ニュー・ミュージック・ブームの最中、わたしも、もちろんギターを抱えて、下手なコードを弾き鳴らしていた頃でもある。雑誌の「ギターブックGB」にはお世話になっていた。2003年に休刊。
1980年後半には、F1ブームに乗り、F1関係の書籍が増加。それとともに料理本も出る。たぶん、「美味しんぼ」あたりの影響で、グルメ・ブームでもあった。
1991年に、バブル絶頂の折り、この頃、仕事でソニーに出入りしていたので、比較的いろいろな情報を聞いていたが、ソニーがアメリカのCBSレコーズを買収し、社名を「ソニー・マガジンズ」に変更する。
エンターテイメント関係、コミック関係を出すも、あまり目立たなかった。2001年にコミック事業から撤退し、幻冬舎コミックスに引き継がれる。
1994年から文庫に参入。スターウォーズ関係を、コンスタントに出し続けて、その基礎を築いたようである。
2001年ヴィレッジブックスで、海外翻訳本に参入。が、売れているのか売れてないのか、よくわかりにくい。エンターテイメントから俗っぽい本から、なんでも出版をするが、たまにとんでもない作品がはいるので目が離せない。単行本に限っては、こんな本を作っていいのかよという採算度外視なような部分も目立つ。
2006年8月、書籍の編集部門をウィーヴに売却。ウィーヴが設立したヴィレッジブックスが書籍の編集を行い、ソニー・マガジンズは営業機能を請け負う。
一部でみられる編集と営業・販売の分離だろうが、いい傾向なのか悪いのかは不明。
個人的には編集と営業は一体でないとまずいのではないかとも発想はするのだが。
リスト化にあたって、F1関係、音楽関係、料理本関係の多くをどうするかと考えたが、大幅にカットした。繁雑になり、追いきれないため、ご容赦願いたい。