ameqlist 翻訳作品集成(Japanese Translation List)

ラヴィ・ティドハー

Lavie Tidhar

1976/11- Israel
Authors List

『完璧な夏の日』は、ああ、こういうことやりたがるんだよねというのが、よくわかる作品。

『黒き微睡みの囚人』 A Man Lies Dreaming 竹書房文庫を読む。
ドイツの総統の別物語である。ユダヤ人だから書けた物語でもある。
過去、確かに、『鉄の夢』等の作品はある。
扱うのが非常に難しい問題をはらんでいる。だけどね、ラヴィ・ティドハーの作品、長編は全部読んでいるんだけど、何かもやもやしたものが残る。
なぜ、こういう物語になるのだろうという頭の中で「?」が残るのだ。
わたしだけかもしれないけれど、もしかしたら、民族的な発想の違いなのかと思いたくなる。
今回も存分にそれを感じた。
手触りの違和感、それとも違うかもしれない。
同じ人類なのに、なにか違うなと思わされるのは、まるで自分が宇宙人なのか、それとも相手は宇宙人なのか、迷わされざるを得ない。

Novel

『ブックマン秘史1 -革命の倫敦(ロンドン)』 The Bookman (2010)

『ブックマン秘史2 -影のミレディ』 Camera Obscura (2011)

『ブックマン秘史3 -終末のグレイト・ゲーム』 The Great Game (2012)

『完璧な夏の日』 The Violent Century (2013)

『黒き微睡みの囚人』 A Man Lies Dreaming (2014)

Collection

『金星は花に満ちて』

Short Fiction

「ストーカー・メモランダム」 The Stoker Memorandum (Daily Science Fiction 2012/ 1/20)

「ナイト・トレイン」

「最後のウサマ」

Update:2023