ジェリイ・ソール
Jerry Sohl
1913/12/ 2-2002/11/ 4 U.S.A.
ジェリー・ソール表記あり。
本名(Sr. Gerald Allan Sohl)
『異次元への冒険』、インランド・エレクトロニクス社にコスティガン博士が奇妙な装置を売り込んだ。その装置は人体透過装置とでもいうようなものであるが、実態は異次元への移行装置だった。
装置を巨大化させたインランド・エレクトロニクス社で実験をおこなったところ、ひとりの男が装置に呑みこまれてしまった。
刑事がやってきて、その刑事も呑み込まれた。救出作戦が行われるが、トラブルが発生し、その装置の周り三ブロックのあらゆる人間が異世界へと呑みこまれてしまった。
人々はかの地で、生きていくことを余儀なくされたのである。
入門書。いまとなっては、無理か。少年少女向けにリライトされているけれど、いい作品。
Novel
『異次元への冒険』 Costigan's Needle (1952)
- translator:仁賀克雄(Jinka Katsuo) Publisher:ハヤカワ文庫(Hayakawa bunko)SF11
- cover:水野良太郎(Mizuno Ryōtarō) commentary:福島正実(Fukushima Masami) 1970/11/30
『半数染色体』 The Haploids (1952)
- translator:矢野徹(Yano Tetsu) Publisher:ハヤカワSFシリーズ(A Hayakawa Science Fiction Series)3089
- cover:中島靖侃(Nakajima Seikan) commentary:福島正実(Fukushima Masami) 1965/ 7/15
『時間溶解機』 The Time Dissolver (1957)
- translator:田中小実昌(Tanaka Komimasa) Publisher:ハヤカワSFシリーズ(A Hayakawa Science Fiction Series)3011
- cover:勝呂忠(Suguro Tadashi) commentary:福島正実(Fukushima Masami) 1959/ 3
- ハヤカワファンタジイ(Hayakawa Fantasy)
「アンテオン遊星への道」 Counterweight (World of If 1959/11)
- translator:尾之上浩司(Onoue Kōji) 角川文庫(Kadokawa bunko) 『地球の静止する日』
「見えざる敵」 The Invisible Enemy (Imaginative Tales 1955/ 9)
- translator:尾之上浩司(Onoue Kōji) 角川文庫(Kadokawa bunko) 『地球の静止する日』
『異次元の新世界』 Costigan's Needle (1952)
- 『異次元への冒険』
- translator:仁賀克雄(Jinka Katsuo) Publisher:朝日ソノラマ(Asahi Sonorama)/少年少女世界冒険小説6
- cover/illustrator:山野辺進(Yamanobe Susumu)/上田敬 commentary:仁賀克雄(Jinka Katsuo) 1973/11
『合成人間「22X」』 The Haploids (1952)
- 『半数染色体』
- translator:福島正実(Fukushima Masami) Publisher:国土社(KokudoSha)/少年SF・ミステリー文庫10
- cover:鴇田幹/山本利一 illustrator:鴇田幹 commentary:内田庶(Uchida Chikashi) 1983/ 3
- ISBN4-337-05440-5
- translator:福島正実(Fukushima Masami) Publisher:国土社(KokudoSha)/海外SFミステリー傑作選5
- 1995/11
- ISBN4-337-29905-X
Update:2023